米TV局「スターズ」水原一平通訳による賭博スキャンダル題材に新シリーズ制作へ 18カ月越しに企画成立

[ 2025年12月11日 07:28 ]

水原一平受刑者
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 18カ月にわたって脚本の売り込みが続いていた「大谷翔平の通訳による賭博スキャンダル」を題材にしたライオンズゲート・テレビジョン(米国のテレビ制作会社)の新シリーズが、ついに有料プレミアムテレビ局「スターズ」で制作開発に入った。ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

 スターズは、HBOやショータイムと並ぶ全米の主要プレミアムチャンネルの一つで、独自色の強いドラマ制作に定評がある。今回のプロジェクトは、水原一平氏が巨額のギャンブル負債を返済するために大谷翔平選手から1600万ドルを不正に引き出した事件に焦点を当てる。

 制作は、舞台「ブック・オブ・モルモン」「レーズン・イン・ザ・サン」で知られるトニー賞受賞プロデューサーのスコット・デルマンと、スポーツジャーナリストのアルバート・チェンが担当する。

 チェン氏はLAタイムズに対し、「これはピート・ローズ以来となるMLB最大級のギャンブル・スキャンダルであり、その中心にいるのはMLBが最も頼りにしているスター選手です。信頼、裏切り、そして富と名声の罠に関する物語の核心に迫ります」とコメントした。

 業界紙「ハリウッド・リポーター」によると、ライオンズゲートは企画売り込みの過程で難航したという。ディズニー、ワーナー・ブラザース、アップル、ネットフリックス、コムキャストなど、MLBとメディア権利契約を持つ大手企業は「リーグとの関係悪化」を懸念し、企画購入に慎重な姿勢を見せたためだ。その点、スターズはMLBと利害関係が薄く、政治的・業界的なしがらみが少ないことから、センシティブな題材にも取り組みやすいとされる。こうした背景が、今回のシリーズ企画がスターズで成立した理由とみられている。

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