ジャイアンツが日本市場で存在感を示す道のりは… 今井達也の争奪戦から撤退へ 番記者が背景を分析

[ 2025年12月2日 08:35 ]

西武・今井達也
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 ジャイアンツが今オフ最大の注目投手・今井達也投手(27)の争奪戦からの撤退を決断。1日(日本時間2日)、スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のアンドリュー・バガリー記者など米複数メディアが報じた。同記者によると、複数の財政的理由により、必要とされる1億ドル(約155億円)規模の投資には踏み切らなかったという。

 先月初め、ラスベガスで行われたGMミーティングでは、バスター・ポージー編成本部長、ザック・ミナシアンGMらが今井の代理人スコット・ボラスと直接、対面した。ジャイアンツは今季、NPBで10勝5敗、防御率1.92の成績を残した今井を徹底的に調査しており、交渉がボラスを通じて進むことも十分に認識していた。しかし、ポージーの元代理人でCAAベースボールの元共同代表、ジェフ・ベリーが現在ジャイアンツのシニアアドバイザーを務めていること、そしてウィリー・アダメスをはじめ主要契約の多くがCAAクライアントである点が、今回の判断に影響した可能性があるという。

 ポージーは昨年10月に球団トップに就任して以降、ボラス代理人のクライアントと契約した例がない。西海岸に位置するジャイアンツは、日本出身選手にとって文化的・地理的に魅力ある球団の一つだとされている。しかし実際には、最後に日本人選手がプレーしたのは2015年の青木宣親であり、複数年在籍した選手となると、1960年代にメジャー初の日本人選手となった村上雅則以来、半世紀以上途絶えている。

 ポージー自身は昨季日本を訪れ、市場理解と獲得への意欲を示していたものの、少なくとも今回に関してはそのタイミングではなかったようだ。ジャイアンツが日本市場で存在感を示す道のりは、依然として険しい。

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