阪神・藤川監督 球団初の連覇へ「慣れ」を危険視「自分たちをぶっ壊してやり直してもらえたら」

[ 2025年11月26日 05:15 ]

鏡開きをする(左から)阪神の掛布OB会長、横山大阪市長、吉村大阪府知事、阪神の秦オーナー、藤川監督(撮影・平嶋 理子)
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 阪神は25日、「2025 阪神タイガース リーグ優勝祝賀会」を大阪市内のホテルで行い、政財界を中心に招待された約450人が出席した。藤川球児監督(45)は壇上でのスピーチで今季、日本シリーズで敗れたソフトバンクへの雪辱を宣言。現有戦力の成長と進化、新戦力の台頭を願いながらOBの力も結集した「オールタイガース」で2リーグ制以降では球団初の連覇へ挑むことを誓った。

 約450人の出席者の前でスピーチを行っていた藤川監督の語気が一気に強くなった。

 「先ほど、オーナーがおっしゃられました。(来季は)ソフトバンクに、負けません」

 直前に壇上であいさつした秦オーナーの「ホークスの底力、力の差を実感した」という言葉に即座に反応してファイティングポーズを取った。今季はセ・リーグのライバルを寄せ付けず圧倒的な強さを誇示して日付上、史上最速のリーグ優勝を達成も、日本シリーズではパ・リーグ覇者のソフトバンクに1勝4敗で敗退。日本一という目標は来季へお預けとなり、倒さなければいけない相手をしっかり見据えた。

 「私たちは(球団創設から)90年間、2リーグ(制)後、一度もできなかった連覇に挑みます。オールタイガースで臨むと今、心に期しております」

 まずは2リーグ制以降では球団初の連覇がミッションになる。近本、中野、森下、佐藤輝、大山ら主力は円熟期を迎え、戦力の厚みはリーグでも屈指。そんな中で、指揮官は攻撃的な表現を使って来季へ臨むチームの方向性を示した。

 「2026年、新たに自分たちをぶっ壊してやり直してもらえたら。磨き直してもらえたらと思いますけどね」。これは、発展途上の若手だけでなく、レギュラークラスにも向けられた言葉だ。

 「一番良くないのは慣れですから。同じ選手でも中身が変われば別選手ですから。それ(台頭するの)が誰でも良い」

 顔と名前だけで戦う集団はつくれない。現状維持は停滞、と言わんばかりにV戦士たちにも成長と進化を求めたのだった。「是非、皆さん、一歩一歩着実に進んでいきますので、時に弱いなと思った時には叱咤(しった)激励をお願いします」。OB、現役、すべての力を結集して新たな歴史をつくる。藤川監督が「オールタイガース」をけん引する。(遠藤 礼)

 【掛布OB会長が黄金時代到来予言】○…祝賀会で乾杯の音頭を取った掛布OB会長が阪神の黄金時代到来を予言した。自身が現役時代の1985年はリーグ優勝も翌86年は3位に沈み連覇ならず「我々選手の責任もありますが、今ほど球団の組織は良くありませんでした」と言い放って場内の笑いを誘った。現在のチームは戦力、環境ともに盤石とし「今の球団組織、選手のバランスをもってすれば巨人と同じような9連覇に等しい時代を阪神はつくれる」とエールを送った。

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