辻発彦氏 一塁を守る清原が試合中に号泣…近寄ってかけた最初の言葉「こっちも感情的になってるし…」

[ 2025年11月26日 18:12 ]

辻発彦氏
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 元西武監督の辻発彦氏(67)が25日放送のBSフジ「プロ野球 レジェン堂」(火曜後10・00)にゲスト出演。西武時代の後輩、清原和博氏(58)について語った。

 西武での現役時代、1987年11月1日に行われた巨人との日本シリーズ第6戦(西武)で8回裏に中堅・クロマティの緩慢な守備の隙を突いて一塁から一気に本塁生還を果たす好走塁を見せた当時の辻。

 いよいよ日本一目前…という直後の9回表、2死という場面ではタイムをかけて自身の守備位置である二塁から清原が守る一塁に向かった。

 一塁塁審が清原の顔をのぞきこむようにしている姿に気づいた辻。「で、寄って行ったんですよね。そしたら思いっきり泣いてたんで」。

 1985年ドラフト1位でPL学園から西武入りした清原。当時はまだ高卒2年目の20歳だった。

 すでに主力だったものの、ドラフト当時に巨人入りを熱望しながら実際に巨人が1位指名したのは事前に大学進学を表明していた同級生の桑田真澄で、自身への指名なし。会見で涙ぐむ清原の姿は当時の野球ファンの同情を誘っていた。

 その運命のドラフトから2年後に訪れた日本シリーズで憧れの巨人を破る瞬間。それを目前にして感情がたかぶって涙してしまった清原に最初に気付いたチームメートが辻だった。

 番組MCを務める徳光和夫(84)から「なんて声かけたんですか?」と聞かれると「いや、あの時はもう…ね。こっちも感情的になってるし…。ヨシヨシ!勝てる、勝てる!と思ってジーンと来ている部分があるんですけど。そこにあいつにさらに優しい言葉をかけたらね、ダメなのかなと思いながら。大丈夫か?ボール見えるのか?ってまず言いました」と辻氏。

 清原は「見えます…」と震える涙声で答えたそうで「まだ試合は終わってねーから!」と鼓舞したという。「いい話だな…。本当にね」と巨人ファンの徳光も感激の面持ちとなった。

 そして、当時の清原氏について聞かれた辻氏は「本当に野球少年ですよ。いや、可愛かったですね」と思わず目尻が下がる。

 「清原は本当に僕のバッティングコーチでもあったし。キヨもベンチにいるといろんなバッターの違いがよく見える。僕が調子悪い時に“キヨ、どうなってる?”って聞くと“辻さん、左足の上がりがちょっと悪いです”“ちょっと低くないですか?”ってヒントもらって。(年齢は)9つぐらい違うのかな。でも、僕も聞きましたしね。“キヨ、どうやっても打てねーんだけど”って。やっぱりそれぐらい凄いバッターでしたから」と9学年下にあたる後輩へのリスペクトを懐かしそうに口する辻氏だった。
 

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