パドレス、売却含む選択肢を検討 遺族間対立の中で揺れるオーナーシップ

[ 2025年11月14日 05:07 ]

パドレスのオーナーだった故ピーター・サイドラーさん(AP)
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 故ピーター・サイドラー氏の家族が、パドレスの売却を含む選択肢を検討していると、球団が13日(日本時間14日)に発表した。

 声明の中で、パドレスの会長であり球団の「コントロール・パーソン」であるジョン・サイドラー氏(ピーター氏の兄)は、「ピーターの遺産とパドレスへの愛を尊重しつつ、フランチャイズの長期的成功の基盤を築くべく、誠実かつプロフェッショナルな形でこのプロセスに臨む」と述べている。

 ピーター・サイドラー氏は2012年にパドレスの買収グループの一員となり、2020年は最大株主となった。以降、前例のない規模で球団に投資し、スター選手に長期契約を次々と与えた。サンディエゴに初のワールドシリーズ制覇をもたらすためだった。しかしながらサイドラー氏は2023年11月、63歳で死去した。

 今、パドレスは、球団史上最も成功した時期を迎えている。過去4年で3度のポストシーズン進出、2年連続で90勝超を記録し、ダウンタウンに位置する本拠地ペトコ・パークは3年連続で入場者数300万人以上と、記録的な観客動員を達成している。

 しかしながら最近では、遺族の間で不協和音も生じている。2025年1月、サイドラー氏の未亡人シールさんが、義理の兄弟であるロバート氏とマシュー氏を相手取り球団の管理権を求めて提訴。「夫の死後、自分と3人の子どもが球団から事実上排除されている」と主張。この訴訟は現在もテキサス州の遺産裁判所で係争中だ。MLBは2025年2月にジョン・サイドラー氏を球団の正式なコントロール・パーソンとして承認したが、その人物が今回球団売却の可能性を正式に示している。

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