日本ハム5位・藤森 日本最東端の駅からプロ行き出発進行 父の勤める根室駅で仮契約

[ 2025年11月9日 06:00 ]

日本ハムと仮契約を結び、父が務める根室駅で笑顔を見せる明徳義塾・藤森(撮影・田中 健人)
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 日本最東端の駅からプロへ出発進行――。日本ハムからドラフト5位で指名された明徳義塾・藤森海斗捕手(18)が8日に故郷の北海道根室市で契約金3000万円、年俸530万円で仮契約(金額は推定)を結び、JR北海道社員の父・塁さん(46)が勤務する根室駅で記念撮影した。

 「地元の球団でプレーできるのはうれしい。ここ(根室)じゃないとここまで成長できなかったので、活躍して恩返しをしたい」

 同市出身では84年にヤクルトにドラフト6位で入団し、通算3勝を挙げた左腕の乱橋幸仁以来2人目のNPB選手で野手は初めて。1メートル82、74キロの左打ち捕手として指名され、外野も守れる万能型だ。柔軟な起用法にも対応できる力を持ち「一番やりたいのは捕手ですが、外野もやりたい」と意欲を見せた。

 家庭の事情で小2から父に育てられ、祖父母とともに根室で暮らした。小学生の頃は社会人の名門・JR北海道で29歳まで7年間、外野手でプレーした父が仕事後に海沿いの倉庫で練習に付き合ってくれた。夜10時を過ぎるまで二人三脚でバットを振った日もあり、中学からの高知県への越境も「行きたいなら行ってこい」と背中を押してくれた。

 「ずっと父子家庭で支えてもらった。感謝しています」とかみしめ、塁さんも「本人の夢でもあったのでうれしい」と目を細めた。好物は根室市周辺の名産「花咲ガニ」で地元愛は強い。たとえ各駅停車でも着実に成長していく。(田中 健人)

 ◇藤森 海斗(ふじもり・かいと)2007年(平19)6月27日生まれ、北海道出身の18歳。小学1年から野球を始め、明徳義塾中(高知)では主将で捕手。明徳義塾(高知)では1年春からベンチ入り。捕手以外に外野や一塁もこなし、甲子園には2年夏と3年春に出場。今秋のU18W杯では主に2番左翼で準優勝に貢献。1メートル82、74キロ。右投げ左打ち。

 ▽日本最東端の駅 25年3月のダイヤ改正で東根室駅が廃止され、JR根室本線の根室駅が最東端になった。ちなみに最北端はJR宗谷本線の稚内駅(北海道)、最南端は沖縄都市モノレール線(ゆいレール)の赤嶺駅(沖縄)、最西端は同・那覇空港駅(沖縄)。

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