阪神・森下翔太“センター試験”や!侍強化合宿スタート、井端監督の前でWBCメンバー“合格”へアピール

[ 2025年11月7日 05:15 ]

<侍ジャパン・合宿>五十幡(右)とともにセンターでノックを受ける森下(撮影・尾崎 有希)
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 「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本VS韓国」(15、16日=東京ドーム)に出場する侍ジャパンは6日、宮崎で強化合宿をスタートした。阪神・森下翔太外野手(25)は、全体練習で本職の右翼ではなく、中堅に就いて軽快な動きを披露。井端弘和監督(50)は「何かあった時のため。実戦でも試していきたい」と意図を明かした。中堅もこなせることをアピールできれば、来年3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での代表選出の可能性が、いっそう高くなることは想像に難くない。

 キャッチボールを終え、シートノックに向かった森下の姿は、本職の右翼になかった。代わって岡林が右翼に入っており、森下は中大の2学年先輩・五十幡とともに中堅の定位置に就いていた。

 「センター自体は久しぶりでしたが、自分の中でも動けた方。やり始めなので何とも言えないですけど自分はどこでも守れますということは伝えたい。いろんなところを守れるようにしていきたい」

 軽快だった。ひなたサンマリンスタジアム宮崎の広い左・右中間を飛び交う打球を、次々とさばいていく。豪快な打撃とは対照的に「堅実にやりたい」とかねて話す通り、正確無比なスローイングも披露した。事前に井端監督や亀井外野守備・走塁コーチからコンバートの打診を受けていたという背番号1。不慣れなはずのポジションでも、本職さながらのパフォーマンスを発揮してみせた。

 午後のフリー打撃を打ち終えてからも再び中堅へ向かい、実戦に近い打球に対する感覚を養った。練習後、井端監督は森下を中堅起用するために、阪神・藤川監督からも了承を得たことを明かした上で「何かあった時のため。実戦でも試していきたい」と説明。10日の練習試合・広島戦、15、16日の強化試合・韓国戦でも中堅起用されることが濃厚だ。

 外野のユーティリティープレーヤーは本人の理想とも合致する。「基本的に全ポジション、外野でできるような準備はしたい。(阪神に戻っても)ライトだけしか守れない選手より、3ポジション守れる選手の方が絶対に使いやすい。臨機応変に対応できる選手になりたい」。その前向きな姿勢は、来春WBCでの代表選出を目指す上でも効果的だ。

 23年の前回大会以降、井端監督率いる侍ジャパンの外野は固定に至っていない。加えて前回優勝時に「1番・中堅」で躍動したカージナルスのヌートバーも10月中旬に両足のかかとの手術を受け、来春のメンバー入りは絶望的な状況。このタイミングで森下が中堅手としての存在感を確立できれば、メンバー入りへ大前進となる。

 「あの舞台で、自分も世界一になりたいという思いが強い」と森下。“センター試験”合格の先に、世界最高峰の舞台を見据える。(石崎 祥平)

 ▽井端ジャパンの中堅 主要大会では23年11月のアジアチャンピオンシップ(CS)では全4試合で岡林(中)を起用。24年11月のプレミア12では9試合中8試合で辰己(楽)、1試合で五十幡(日)を起用している。森下はアジアCSでは出場の3試合で左翼、プレミア12では9試合中8試合で右翼、1試合でDHだった。

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