山本由伸3イニング目を決断した「ダイジョウブ」 ロバーツ監督「彼のおかげで“いい監督”に見えている」

[ 2025年11月2日 14:49 ]

ワールドシリーズ第7戦   ドジャース5―4ブルージェイズ ( 2025年11月1日    トロント )

金の紙吹雪が舞う中でトロフィーを高々と掲げる山本由伸(中央)、ロバーツ監督ら歓喜のドジャース・ナイン(AP)
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 ドジャースは1日(日本時間2日)、敵地でのブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)第7戦に延長戦の末、勝利。対戦成績を4勝3敗とし、球団初となる2年連続の世界一を達成した。シャンパンファイトを終え、会見に臨んだデーブ・ロバーツ監督(53)は前日第6戦の6回1失点から連投でチームを勝利に導いた山本由伸投手(27)について「彼が今夜やったことは、現代野球では前例のないこと」と絶賛だった。

 5―5の9回、5番手・スネルが1死一、二塁のピンチを作った場面で指揮官は山本投入を決断した。前日の段階では投入の可能性はないとしていたが、この日の試合前には「本人は体調が良ければもちろんやる気はあると言っている」と修正。本人の言葉、さらにブルペンからの報告で「フォームを維持できる」「健康を損なうことはない」と確信し、起用に踏み切った。

 山本は9回のサヨナラ負けのピンチをしのぎ、10回を3者凡退で終えた。その時点で交代する選択肢もあったが「3イニング目に入る前、彼が僕に“ダイジョウブ”と言った。それを聞いて僕は彼を信じた。そして彼はその信頼に応えた」。山本は1死一、三塁のピンチを併殺でしのぎ、チームに2年連続のワールドチャンピオンを導いた。

 指揮官にとって、山本は完璧な投手だ。「彼には精神力、完璧な投球フォーム、そして揺るぎない意志があります。こんな選手は見たことがありません」と言う。「大舞台を望む選手はたくさんいるけれど、正しい理由でその瞬間を望む選手は多くない。由伸は後者です。僕は彼を完全に信頼している。そして彼のおかげで、僕はずいぶん“いい監督”に見えていると思います」と笑った。

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