ソフトバンク 日本シリーズ初先発初勝利&プロ初安打 大津亮介 5回零封

[ 2025年10月30日 06:00 ]

SMBC日本シリーズ第4戦   ソフトバンク3ー2阪神 ( 2025年10月29日    甲子園 )

日本シリーズ<神・ソ(4)>ソフトバンク先発の大津(撮影・北條 貴史)
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 持ち味を発揮した。ソフトバンク・大津が多彩な変化球を駆使した丁寧な投球で阪神打線を封じた。

 「思った以上に寒かったですが、工夫しながら自分の投球はできたかなと思います。球場が変わっても普段通りに自分の投球をすることを意識しました」

 3回には味方の失策から2死一、三塁のピンチを招く。打席にセ・リーグ2冠の4番・佐藤輝を迎えたが落ち着いていた。「しっかり押し切るというか、強いカットを投げました」。狙い通りに芯を外した中飛に打ち取った。5回を3安打無失点。わずか59球の省エネ投球だった。

 打撃でも甲子園を沸かせた。公式戦、シリーズを通じてこれまで打席に立ったことがなく、3回1死で打者デビュー。左打席で遊撃へのゴロを放ち、武器を生かした。「(50メートルは)多分、6秒切ってます。足は自信があります」。どよめきが起こるほどの快足で一塁を駆け抜け判定はセーフ。“プロ初安打”を記録した。

 5回1死の2打席目は四球を選び、その後1死満塁から柳町の左犠飛で生還した。小久保監督は「今の持っている力を全部出そうというのが伝わってきましたね。打つ方でも思い切り野球をしていたという感じですね」と目を細めた。

 ポストシーズンはルーキーだった23年にロッテと対戦したCSファーストS第3戦、昨年のDeNAとの日本シリーズ第3戦で救援投手として黒星を喫していた。今年も日本ハムとのCSファイナルS第5戦の先発で4回途中3失点で敗戦投手となったが、日本シリーズでの初先発で大仕事。最高の舞台で今季大きく飛躍した姿をみせつけた。 (木下 大一)

《プロ初打席で初安打》
 ○…大津(ソ)が公式戦、シリーズを通じたプロ初打席で初安打。プロ初安打を日本シリーズで記録した投手は23年阪神第5戦の田嶋(オ)以来だが、田嶋は公式戦、シリーズ合計の通算10打席目。プロ初打席で打ったのは19年巨人第4戦の甲斐野(ソ=現西武)以来だ。

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