田淵幸一氏 “我慢”できる技術身につけた 阪神・輝の進化見せた一発

[ 2025年10月18日 05:30 ]

セCSファイナルステージ第3戦   阪神4-0DeNA ( 2025年10月17日    甲子園 )

<神・D>初回、佐藤輝は先制3ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 【田淵幸一 視点】阪神の強さばかりが目立ったCSだった。3試合とも先制点を奪い、盤石の投手陣で2試合が完封勝ち。打線も中軸が仕事をした。この日は初回に4番佐藤輝が先制3ラン。先発・高橋を楽にした。

 1死一、二塁で、打ったのは外寄りのスライダー。タイミングを外されて上体が投手側に突っ込んでもおかしくない。しかし今はグッと我慢ができる。軸足の左足にきっちり体重を乗せているからだ。軸がぶれず、ボールを追いかけることなく呼び込んで打てる。この技術を今季身につけ、進化した。40本塁打の理由はここにある。

 そんな打者にDeNAバッテリーの攻めはどうだったか。前日の第2戦では4打席全てで初球を振りにいった。私自身もそうだったが、ホームラン打者は初球から積極的に狙いにいく気持ちが強い。それだけに初回の初球スライダーは、より慎重に外角へのボール球で誘っても良かった。バットの届くコースに投げてしまい、打ち気満々だった主砲のバットの餌食になった。ちなみに、7月26日の対戦で佐藤輝がケイから打った本塁打もやはり、初球打ちだった。

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