DeNA 三浦監督の後任は相川亮二新監督 戦力と課題知る“元女房”にセ28年ぶりV託す

[ 2025年10月18日 02:00 ]

<神・D>引き揚げるDeNA・三浦監督(左)と相川コーチ(撮影・島崎 忠彦)
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 DeNAの来季新監督として、相川亮二ディフェンスチーフ兼野手コーチ(49)が内部昇格することが17日、分かった。近日中に発表する。チームは今季限りで辞任する三浦大輔監督(51)の下でリーグ2位から2年連続下克上での日本一を目指したが、クライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージで阪神に敗退。参謀役として支えた相川氏に1998年以来28年ぶりのリーグ制覇が託される。

 三浦監督が辞任を申し出た9月中旬以降、球団は「リーグ優勝できる監督」を条件に後任人事に動いた。優勝経験監督を候補に外部招聘(しょうへい)も含めて検討した結果、捕手出身で投打ともに戦力と課題を把握する相川コーチの内部昇格が最適と判断した。

 現役時代は95年から08年まで横浜(現DeNA)に在籍し、ヤクルト、巨人と3球団を渡り歩いて豊富な経験を積んだ。指導者としては19年から巨人で3年間バッテリーコーチなどを歴任し、2度のリーグ制覇に貢献。22年から14年ぶりにDeNAに戻り「もうベイスターズのユニホームを着ることはないんじゃないかと思っていた。何とか優勝、結果で恩返しできれば」。ヘッド格として作戦面にも携わってきた。

 現役時代に配球を読む狙い打ちを得意とし、得点圏で勝負強い打撃を誇った。攻守ともに総合力が高い捕手だった。伝統の乗ったら止まらない豪快な打線を継承するだけでなく、リーグ優勝には捕手出身者ならではの緻密な野球も必要になる。セ3球団を経験し、リーグ内のことは熟知。DeNAは首脳陣とAIスタッフらでデータ班を構成し、相川コーチは打者と投手のAIデータを把握していた。データ班と密にコミュニケーションを取っていた三浦監督の信頼も厚く、後継者に適任とされた。

 三浦監督は5年間でリーグ制覇を果たせなかった一方で、昨年はリーグ3位からの成り上がりで日本一に導く実績も残した。CS常連の土台を築き、後任には98年以来28年ぶりのリーグ制覇が至上命令として課される。

 指導者としては、厳しさよりも選手に頭で納得させる方針を持っていて「言葉の力」も磨いてきた。現役時代から三浦監督とバッテリーを組んだ49歳の青年監督が、バトンを託されて悲願に挑む。

 ◇相川 亮二(あいかわ・りょうじ)1976年(昭51)7月11日生まれ、千葉県出身の49歳。東京学館(千葉)から94年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。09年にヤクルト、14年オフに巨人にいずれもFAで移籍し、17年に現役引退。04年アテネ五輪、06、13年WBC日本代表。通算成績は1508試合で1150安打、打率・260、69本塁打、475打点。19~21年は巨人、22年からDeNAでバッテリーコーチなどを歴任。

 ≪南場オーナー 新体制「すぐ」≫南場智子オーナーは「優勝、日本シリーズ連覇ともにかなわず大変悔しいシーズン。ファンの方々に申し訳ありませんでした」と終戦後に謝罪した。4年連続Aクラスに押し上げた三浦監督に感謝の言葉を述べ、優勝を逃したことで辞任の申し出があったことも説明して「本当に感謝しています。覚悟の申し出でしたので受理した」と語った。監督の後任人事を含めた新体制については「土台をさらに発展させるような体制で臨みたい。割とすぐに」と話すにとどめた。

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