阪神・岩崎優&石井大智 CSファイナルS「W守護神」でDeNA封じだ 状況次第で柔軟起用へ

[ 2025年10月13日 05:15 ]

シート打撃に登板した阪神・岩崎(撮影・大森 寛明)
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 阪神の岩崎優投手(34)と石井大智投手(28)が、15日から始まるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)で、W守護神として併用される可能性が高まった。打順や打者の左右などに応じ、今季31セーブの左腕と50試合連続無失点の右腕を柔軟に起用する方針とみられる。12日、両投手はシート打撃に登板し、準備完了。2年ぶりの日本一へ向け、まずは、この日ファーストS突破を決めたDeNAの強力打線を封じる。

 「W守護神」が臨戦態勢を整えた。岩崎、石井が12日、甲子園で行われた全体練習でシート打撃に登板。ともに“失点”こそ許したが仕上がりは順調だ。

 「(テーマは)言えないです。やりたいことはできました」

 石井はいつもと変わらず、淡々と冷静に言葉を紡いだ。20球を投げ、打者5人に対して被安打2。小幡に右前打を許して、2死一塁とされると、ヘルナンデスに右中間への適時二塁打を浴びた。今季のレギュラーシーズンで失点を許したのは、4月4日の巨人戦の1試合だけ。50試合連続無失点でプロ野球記録を大幅に更新した右腕は「無失点記録が途絶えてしまいました」と笑い、「次はゼロで抑えられるように頑張ります」と本番に向けて決意を口にした。

 岩崎は打者6人に対して被安打1、3四球だった。2死から小幡に左翼線二塁打を許すと、続く豊田、近本には四球を献上。満塁で中野を迎えたが、押し出し四球を与え、30球に達したところで降板した。「まあまあ、しっかり残りの期間調整して、本番を迎えたいと思います」。実戦形式で確認したことを踏まえ、万全の状態をつくり上げていく。

 レギュラーシーズン終盤は、打順や打者の左右などに応じてクローザーが併用された。岩崎は今季53試合に登板し防御率2・10。31セーブを挙げるなど、幾度となくチームの窮地を救った。石井は53試合に登板し、防御率は驚異の0・17。自責点のある投手では、プロ野球史上初の防御率0・1点台で終えた。

 猛虎が誇る鉄壁のリリーフ陣をけん引する2人。レギュラーシーズン終盤と同様にポストシーズンもW守護神の体制で臨む見通しだ。雨が降る中、この日の2人の登板を見守った藤川監督は、「ピッチングでも何でもないですから。マウンド慣れなので、大丈夫です」と独特の言い回しで問題なしを強調した。

 ファイナルSの相手はDeNAに決まった。昨年のファーストSで敗れた借りを返す戦いになる。2年ぶりの日本一へ、W守護神は指揮官からの揺るぎない信頼を背に、マウンドへと向かう。 (山手 あかり)

 ○…岩崎は今季DeNA戦10試合で0勝0敗4セーブ4ホールドの防御率0・00、被打率・152(33打数5安打)。石井も10試合で0勝0敗1セーブ8ホールドの防御率0・00、被打率・125(32打数4安打)で、2人とも無失点に抑えている。盤石ではあるが、被安打は岩崎が三森の2安打と牧、蝦名、宮崎の各1安打、石井は佐野、桑原、ビシエド、九鬼の各1安打。これらの相性が起用の判断材料の一つになりそうだ。

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