ロバーツ監督 劇的勝利呼んだ佐々木朗希は「最高レベルの救援登板」 ベンチ出てのハグは「純粋な喜び」

[ 2025年10月10日 12:07 ]

ナ・リーグ 地区シリーズ第4戦   ドジャース2―1フィリーズ ( 2025年10月9日    ロサンゼルス )

ナ・リーグディビジョンシリーズ<ドジャース・フィリーズ>10回、無失点に抑えた佐々木を出迎えるロバーツ監督(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースは9日(日本時間10日)、本拠でフィリーズとナ・リーグ地区シリーズ(DS)第4戦を戦い、劇的サヨナラ勝利で3勝1敗として、2年連続のリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)進出を決めた。デーブ・ロバーツ監督(53)は8回から3回をパーフェクト投球で勝利を呼び込んだ佐々木朗希投手(23)の投球を称えた。

 佐々木に重要局面を託した。味方が1―1の同点に追いついた直後の8回。ナ・リーグ本塁打王の2番・シュワバーから続く打順で佐々木を投入した。佐々木はシュワバーを98.8マイル(約159.0キロ)で右飛に仕留めると、次打者・ハーパーは変化球を中心に攻め、最後はカットボールで三飛。ボームにはこの日最速100.7マイル(約162.0キロ)直球で二ゴロに打ち取り、この回を3者凡退で終えた。

 この回をわずか8球で終えると、9回も3者凡退。3イニング目となる延長10回も先頭のカステラノスをスプリットで三ゴロ、9番・ストットは直球で空振り三振。最後はナ・リーグ首位打者のターナーを外角99.7マイル(約160.4キロ)直球で右飛に仕留めた。完璧な仕事を見せた佐々木をベンチから飛び出し、熱いハグで出迎えた。

 試合後の会見で指揮官は興奮気味に振り返った。「あれは私が覚えている限りでも最高レベルの救援登板のひとつだと思う」と声を弾ませた。「1イニングどころか2イニング、そして3イニングも投げてあれだけのピッチングをしたのは、本当にチームに大きな力を与えてくれた」と絶賛は止まらなかった。

 短期決戦のPSで安定して高いレベルの力を発揮し続ける右腕。「チームを勝利に導いた彼の成長とチームへの貢献については語り尽くせない。いま、我々は彼の特別な一面を見始めているところだ。だからこそオフにあれだけの争奪戦になった」と振り返り「そして今、最高の舞台でこういうパフォーマンスを見せている。彼はまだ自分の可能性の入り口に立ったばかりだ。本当に誇りに思う」と話した。

 当初は2イニングを想定していたが「彼の内容と試合展開を見て、もう少し引っ張っても大丈夫だと感じた。彼もまったく動じなかった。準備はできていたし、逃げる様子もなかった」と言う。「彼は人生ずっとスターであり続けてきたし、その場面、その重圧の中でもベストな選択ができる選手だ。9回のあの場面では、試合をつなぐために彼が最も適任だと感じた」と決断の理由を語った。

 期待に応えた佐々木をベンチから出て、労った。「あれは純粋な喜びから出た行動だった。ケガで苦しみ、うまくいかない時期を一緒に過ごした。関係を築きながら支えてきた。それが今、クローザーとして3イニングを投げて勝利をつかんだ。もう、ただ彼のことが嬉しかった。それがあの行動に出た理由だ」と感無量だった。

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