広陵3年生部員「進路がなくなり…」「人生を変えてしまい申し訳ない」告訴理由明かす60分間【一問一答】

[ 2025年10月10日 18:04 ]

広陵高校の正門(2017年撮影)
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 高校野球で1月に発生した部内暴力に端を発して今夏甲子園大会を出場辞退した広陵(広島)において、SNS上の投稿で名誉を傷つけられたとして複数の人物を名誉毀損(きそん)罪で刑事告訴した3年生部員1人が10日、リモートでの取材に約60分間応じた。

 告訴に踏み切った理由について「SNS上に出ている内容と事実が大きく違う。被害に関する誇張が大きく、(弁護士に)相談させていただいた」と説明。SNS上の告発にある「合計100回以上を超えるような集団暴行」との表現については、「僕との1対1で起きたこと。自分もチームとしても、そのようなことは絶対にありません」と否定した。

 以下、主な一問一答。

 ――告訴した理由は。
 「SNSで出されている内容と事実が大きく違う。誹謗(ひぼう)中傷があり、夜が眠れない日もあった。誇張が大きく(弁護士に)相談させていただきました」

 ――事実と異なる。
 「僕と1対1での事案で、集団暴行という表現は誇張。100発以上殴る、蹴るはしていないです」

 ―一連の経緯は。
 「偶然、部屋で(下級生部員と)会った時に(寮で禁止されている)カップラーメンを食べたと知った。(禁止されている)お菓子を食べるなど以前から注意されたにも関わらず(規則を破ったので)、左肩を軽く押してしまいました。その後、“広陵高校の寮では家庭の事情で差し入れの量が変わらないように平等というルールがある”と説明した。しかし、その次の日に(下級生部員の)同級生からなぜ食べたらあかんの…と言っていたことを聞き、もう一度会った時にも“なぜ食べたらいけないんですか?”と反抗的な態度を取られたことで、なぜ反省していないのかと思い、胸のあたりを2度突いてしまいました」

 ――SNS上で騒動になった。
 「自分が手を出してしまったことが発端。自分のせいで学校に迷惑をかけてしまい、眠れない状況になってしまいました」

 ――進路は。
 「行こうとしていた大学に行けなくなってしまい、別の大学を探しています。野球を続けたいです」

 ――甲子園期間中の心境は。
 「責任を感じていたのですが、他の選手が自分に対して“大丈夫”“絶対勝とう”と言ってくれた。出場辞退を知った時は、自分も含めてみんな泣き崩れました」

 ――被害者との話し合いは。
 「(部内暴力後に)謝罪をし、“ここから頑張ろう”と握手をし、“自分も悪かったです”と言っていた。その後、“他の高校で頑張ります”と伝えられました」

 ――取材を通して伝えたいことは。
 「自分が手を出し、相手の人生を大きく変えてしまい申し訳ない気持ちです。ただ、SNSでの誇張した表現には疑問を持っています」

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