阪神・森下翔太 自身初の全試合出場で90打点&50発達成へ 伝説の記憶にダブル王手 「全然できる」

[ 2025年10月2日 05:15 ]

<阪神練習> ノックを受ける森下 (撮影・後藤 大輝)
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 阪神はきょう2日、ヤクルトとレギュラーシーズン最終戦(甲子園)を迎える。初の全試合出場を期す森下翔太外野手(25)は、目下シーズン89打点、通算49本塁打。球団で生え抜き3年目以内の右打者が90打点をマークすれば49年別当薫以来2人目で、50本塁打到達なら82年岡田彰布以来4人目となる。伝説の記録にダブル王手をかける背番号1が豪快な“一発クリア”を見据えた。

 肌寒さが残る広島の夜から始まった143試合の長丁場を、森下が初めて走り切ろうとしている。プロ3年目で初の全試合出場に王手をかけている若き主砲は、きょう2日のレギュラーシーズン最終戦へ向け、甲子園で最終調整した。ここまでシーズン89打点、プロ通算49本塁打。限られたレジェンドしか到達し得なかった節目を、25歳が“一発”でクリアする。

 「あと1試合でも、ホームランも打点も“プラス1”することは全然できる。より良い成績で終われるようにしたいと思う」

 球団で生え抜き3年目以内の右打者が「シーズン90打点」に達すれば、49年別当薫以来、実に76年ぶり2人目となる偉業。「キャリア50本塁打」を打てば、82年岡田彰布以来、こちらも43年ぶりの快挙となる。仮に2本塁打すれば、かねて目標に掲げていたシーズン25本塁打も達成。試合後に原口の引退セレモニーを控えるラストゲームは、当然白星も追う。勝利と記録の両立を期す一戦。森下にとっては単なる消化試合ではない。

 「オフシーズンにやってきたことから“(成績は)このぐらいじゃないか”と(想定内に収まった)。課題もたくさんあるが、シーズンとしては悪くなかったんじゃないかな」

 一定の満足感も得た25年。ゴール目前で寂しい知らせも届いた。この日、同学年の川原、野口が球団から来季構想外を通告された。2人とは公私共に仲が良く、沖縄春季キャンプ中には小幡も含めて「同期会」を開催。「厳しい世界。本人たちが一番悔しいと思う」と心情を察しつつ、最後は“森下流”のエールで背中を押した。

 「他球団が獲ってくれる可能性もあると思う。その時にまた1軍で一緒に戦えたら。まだまだ、ここから終わらないでほしい。同じチームじゃなくても高め合うことはできる」

 慰めの言葉は必要ない。グラウンドでの再会こそ、森下の本望。2つの「伝説の記録」を捉える鮮やかなメモリアルアーチは、新たな道を歩み出す猛虎戦士へのはなむけにもなる。(八木 勇磨)

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