松坂大輔氏 10.1開幕メジャーPS見どころ解説 ドジャース・山本「強さ」増した直球

[ 2025年9月30日 01:30 ]

ポストシーズン組み合わせ
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 【平成の怪物が行く 松坂大輔の探球】元西武でスポニチ本紙評論家・松坂大輔氏(45)による月1回のコラム「松坂大輔の探球」9月編。いよいよ大リーグはプレーオフに突入する。松坂氏の古巣で吉田の所属するレッドソックスや、大谷、山本、佐々木のドジャース、今永、鈴木のカブス、ダルビッシュ、松井のパドレスなど日本選手も多数、10月の短期決戦に臨む。レ軍時代の07年に世界一に輝いた松坂氏が見どころなどを語った。

 今月26日、レッドソックスに招かれて本拠地フェンウェイ・パークで始球式を行いました。自分にとっての古巣。クラブハウスに足を運び、吉田正尚選手らにも会いました。そして試合はタイガースにサヨナラ勝ち。4年ぶりのプレーオフ進出を決めた瞬間を見届けることができました。

 10月。レギュラーシーズンとは違う、熱くて厳しい戦いが始まります。選手、ファンが醸し出す緊張感。一発勝負に近い独特の雰囲気に包まれるのがポストシーズンです。今年は多くの日本選手がその舞台に登場します。日本でテレビ観戦しているファンの皆さんと同様に、自分も本当に楽しみにしています。

 注目はやはりドジャースでしょうか。今季は故障者やブルペン陣の不振に苦しみました。計算通りにいかないのが野球。それでも地区4連覇を果たせたのは地力があればこそ。苦しくても勝つチーム、を証明しました。プレーオフではもちろん大谷翔平選手の二刀流での活躍にも期待していますが、楽しみなのは山本由伸投手です。

 昨年はワールドシリーズ第2戦で勝利投手になるなど、ポストシーズンで活躍。重圧のかかる中での登板を経験し、「こうやれば抑えられる」というコツのようなものをつかんだと思います。その投球を見て「来年はさらに勝つだろうな」と思わされました。今年、特に進化したのは直球の「強さ」です。スピード自体はあまり変わらなくても、ボールの強さが明らかに昨年とは違いましたね。

 同じように、経験が来年以降に生きるのは佐々木朗希投手でしょう。ここまで中継ぎで2試合に投げて無失点。短いイニングで思い切り腕を振り、100マイル(約161キロ)の直球を投げています。リリーフで登板することで出力の出し方、上げ方などの感覚をつかむ。この経験は来年、先発に復帰した時に役に立つと思います。

 今年の大リーグは、2年連続でシーズン100勝に届くチームがありませんでした。突出したチームがないということは、逆にいえば実力伯仲。カブスも鈴木誠也選手が調子を上げており、非常にいいチームです。吉田選手も勝負強さを発揮し始めていますし、古巣レ軍の快進撃もぜひ見てみたいですね。ワールドシリーズまで約1カ月。今から胸が躍っています。(スポニチ本紙評論家)

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