U18侍 パナマに苦戦もサヨナラ勝ちで連覇王手!岡部飛雄馬が連夜のV打 決勝では米国と再戦

[ 2025年9月13日 05:00 ]

U18W杯スーパーラウンド   日本6―5パナマ ( 2025年9月12日    沖縄セルラー )

<日本・パナマ>9回、サヨナラ勝利を喜ぶ日本ナイン(撮影・松永 柊斗)
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 スーパーラウンド(R)の2戦目が行われ、高校日本代表は延長9回タイブレークの末、6―5でパナマに薄氷のサヨナラ勝ち。スーパーR4勝負けなしで、14日の決勝進出を決めた。同Rで未勝利だったパナマ相手に1点を追う6回に追いつき、タイブレークの延長8回に押し出し連発で4失点する苦しい戦い。大会連覇を目指す決勝では、11日に延長8回タイブレークの末、6―2で下した米国と再戦する。

 2度の先行を許す苦しい展開で、延長9回タイブレークの末のサヨナラ勝ち。小倉全由監督は取材エリアに姿を現すと「すみません!」とわびた。スーパーRで1次Rの持ち越しを含めて勝利がなかったパナマ相手にヒヤヒヤ勝利。かみ合わなかった勝負手を悔やんだ。

 「選手たちに負担をかけてしまった。よく選手たちが監督の失敗をはね返してくれました。最後まで諦めないでやってくれている結果がこの勝ちだと思います」

 1次Rから韓国、米国を撃破するなど無傷の6連勝で迎えた一戦。だが、“格下”のパナマに苦戦した。初回に先制を許すと、打線がパナマ投手陣にてこずった。5回まで散発3安打で無得点。ようやく打線が目覚めたのは0―1の6回だ。1死から阿部が右前打して二盗に成功。奥村凌の右飛で2死三塁とし「やってきたことを信じて打席に立った」という為永が中前適時打を放ち同点とした。

 だが、指揮官が「苦しみを自分で与えた」と振り返ったのは延長タイブレーク8回の継投だ。7回まで1安打1失点だった先発・森下が2死二、三塁のピンチを迎え、2番手の左腕・奥村頼にスイッチ。だが、適時打と押し出し四球で2点を失った。3番手で今大会初登板だった変則横手右腕・辻も2連続押し出し四死球で計4失点。指揮官は「ちょっと(場面が)キツかった」と振り返った。

 だが、打線がまた粘りを見せた。4点を追うタイブレークの延長8回は、1死満塁から阿部、奥村凌、為永の横浜高トリオが3連続適時打で同点。為永は「気持ちが打たせた」と胸を張った。9回は無失点でしのぎ、最後は岡部の投前スクイズ(記録は投安)でサヨナラ勝ちをもぎ取った。

 1次Rから7連勝で、スーパーRは4勝0敗で1位が確定。14日の米国相手の決勝進出を決めた。「この踏ん張り、そして粘りでなんとか世界一を獲って帰りたい」と小倉監督。苦しい戦いも大会連覇への“試練”と思うしかない。(柳内 遼平)

 ≪岡部 連夜の決勝打≫岡部が連夜の決勝打だ。5―5の延長9回1死満塁から投前スクイズに成功(記録は投安)。「本当にうれしい気持ち。(9番・坂本が申告敬遠で)僕と勝負みたいな形になった。冷静に決めようと思っていた」と笑顔を見せた。前日の米国戦でも延長8回無死満塁から走者一掃の二塁打。名前が「飛雄馬」の1番打者が、またチームを救った。


 ▽スーパーラウンド 1次ラウンドのA、B組の上位各3チームが進出し、別組だった3チームと対戦。各組を勝ち上がった3チーム間の対戦成績が持ち越され、勝敗が並んだ場合は(1)直接対決(2)得失点率差(TQB)などの順で順位を決定する。2位以内に入ればあす14日の決勝に、3位か4位なら同日の3位決定戦に進む。

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