阪神・佐藤輝明 初回先制打もサヨナラ負け「また切り替えて」 巨人戦で2桁得点敗戦は24年ぶり

[ 2025年9月14日 01:15 ]

セ・リーグ   阪神10―11巨人 ( 2025年9月13日    東京D )

<巨・神>初回、先制の適時二塁打を放つ佐藤輝(撮影・光山 貴大)
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 阪神は13日、レギュラーシーズン最終戦となった巨人戦で10―11の逆転サヨナラ負けを喫した。4番・佐藤輝明内野手(26)は初回に先制二塁打を放ってリーグトップ独走の打点を「91」に伸ばし、23年にマークしたキャリアハイにも王手をかけた。だが、チームは今季の伝統の一戦を白星で締められず。とはいえ、まだ終わりではない。猛虎の主砲は、対戦する可能性があるクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(S)を見据え「CSもある。準備してやっていきたい」と意気込んだ。

 試合後、佐藤輝は関西人らしいユーモアを交えながら、わずかに届かなかった“一撃”を振り返った。「飯(の量)、足りてないっすね」。宿敵・巨人とのレギュラーシーズン最終戦。猛虎の頼れる大砲は、この日も敵地に快音を響かせた。

 初回1死一、二塁。カウント2―1から横川が投じた外角高めのカットボールに対し、払うようにスイングを仕かけた打球は、大きな放物線を描きながら右中間方向へと向かった。だが柵越えにはわずかに数十センチ足りず、フェンス最上部に直撃し、グラウンド内に跳ね返ってきた。二塁ベースに到達した背番号8は、三塁側ベンチにリクエストを要求。だがリプレー検証の結果も、“幻のアーチ”だった。虎党のため息に合わせ、苦笑いを浮かべるしかなかった。

 それでも、この一打で先制点を生み出すとともに、リーグトップ独走中の打点を「91」へ伸ばし、自身が23年にマークしたキャリアハイに王手をかけた。続く3回2死無走者では右前打を放ち、こちらはキャリアハイ更新の38度目のマルチを記録。5回1死走者なしの3打席目はケラーの投球を見極めて四球を選んで出塁し、一挙7得点の口火を切った。

 しかし…。終わってみれば、9回逆転サヨナラ負け。伝統の一戦で1イニング7得点以上を記録しながら敗れるのは、球団史上初の屈辱となった。巨人戦での2桁得点敗戦も01年6月9日以来24年ぶり。チームの土曜日の連勝も11で止まった。

 今季巨人戦は17勝8敗と大きく勝ち越して終了。ただ、レギュラーシーズン最後となった伝統の一戦を、惜しくも白星で締めることはできなかった。とはいえ、まだ再戦の可能性は残っている。CSファイナルSだ。巨人がCS進出を決め、ファーストSを勝ち上がってくれば甲子園で迎え撃つことになる。すでにリーグ優勝を決めている猛虎は、そこに備えて心身両面の準備を整えていくのみだ。

 「(5回の)攻撃はうまくできた。また切り替えてね、頑張りますよ。(チームは巨人戦で)結果も出たし、またCSもある。準備してやっていきたい」

 終わったことは振り返らない。主砲の脳裏に描かれているのは、“返り討ち”のイメージのみだ。 (石崎 祥平)

 ○…阪神が今季7度目のサヨナラ負け。今季の巨人戦は17勝8敗で全日程を終了。今回の敗戦で23年に並ぶ巨人戦のシーズン最多18勝と、球団記録を更新する巨人本拠地での10勝目を逃した。

 ○…5回には今季最多のイニング7得点。イニング7得点以上を記録しての敗戦は13年8月20日のDeNA戦(3回7得点→●8―9)以来12年ぶり、2リーグ制以降6度目。巨人戦では1リーグ時代を含めて初の屈辱。20年8月6日甲子園(8回7得点→○11―0)までの過去23度はすべて勝利していた。

 ○…10得点は5月5日の巨人戦10得点以来、今季2度目の2桁得点。2桁得点の敗戦は14年4月5日、ヤクルト戦での11―12以来11年ぶり。巨人戦では01年6月9日の東京ドーム10―15以来24年ぶり。

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