DeNAドラ1・竹田 初登板初先発1勝!誹謗中傷にも負けず ぶっつけ本番デビューも7回零封

[ 2025年8月17日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA6―0中日 ( 2025年8月16日    バンテリンD )

<中・D>プロ初登板で初勝利を飾り、ウイニングボールを手に笑顔の竹田(撮影・椎名 航)
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 悔しさを象徴する1枚の写真がスマホに残っている。明大4年の21年ドラフトで指名されず、会見場を去る姿だ。竹田は三菱重工Westでも指名漏れを経験し、DeNAに同1位入団した26歳のオールドルーキーだ。

 「凄く緊張した。勝つことができて良かった。8月までかかってしまいましたけど、今までやってきたことは間違いじゃなかった」

 プロ初登板初先発で初勝利。ドタバタのデビューだった。前日の午後4時半、横須賀の寮で電話が鳴った。先発予定だったケイが腰の違和感で回避。17日に2軍で登板予定だった竹田が代役指名され、マネジャーに「名古屋」と告げられた。新幹線で到着したのは午後11時。両親、祖母、叔父らも大阪から急きょ駆けつけた。

 緊張で力み倒しそうだった。「アカン…。普通に普通に」と言い聞かせ、7回2安打無失点。「100点。回を追うごとに楽しく投げられた」。最速150キロの直球と同145キロの高速フォークはバットを振るまで見分けがつかない。3者連続を含む6三振。全90球のうち18球のカーブで緩急も使った。三塁も踏ませず三浦監督から「堂々として本当に素晴らしかった。言うことなし。最高のデビュー戦」と称えられた。

 SNSでは脅迫めいた誹謗(ひぼう)中傷が続いていた。4球団競合だった関大・金丸(現中日)のクジを外し、即戦力として外れ1位で単独指名。しかし3月に2軍で打球が左足に直撃し担架で運ばれる故障。調子も上がらず大きく出遅れた。「待っとけ。見返せればいい」と力にし、金丸の1勝に並んだ。

 球団のドラフト1位投手が初登板で初勝利するのは06年の山口俊以来、19年ぶりの快挙。「(SNSで批判していた人にも)応援してもらえるように頑張る。次が大事」。お祝いに明大の1学年先輩でもある入江にバッグを買ってもらうことになった。反骨心も持ち歩く。(神田 佑)

 ◇竹田 祐(たけだ・ゆう)1999年(平11)7月5日生まれ、大阪府出身の26歳。住道小2年から野球を始め、住道中では「生駒ボーイズ」でプレー。履正社では安田(現ロッテ)とともに3年春の甲子園準V。明大では東京六大学リーグ通算11勝を挙げ、三菱重工Westを経て24年ドラフト1位でDeNA入団。1メートル84、96キロ。右投げ右打ち。

 ≪新人の初登板で7回以上無失点は球団37年ぶり2人目≫DeNA新人の初登板初勝利は、昨年の石田裕に次いで球団12人目。ドラフト1位では97年川村丈夫、06年山口俊以来3人目だ。また、竹田は7回無失点の好投。先発で7回以上を無失点に抑えたのは88年野村弘(完封)以来37年ぶり2人目となった。なお、今季の12球団の新人では佐藤柳(広)も6月29日中日戦で初登板初勝利をマークしている。

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