DeNA・竹田 プロ初勝利直後に恩師に喜びの報告 善波氏の「あっ、祐さんからだ」に記者は超感激

[ 2025年8月17日 04:00 ]

セ・リーグ   DeNA6―0中日 ( 2025年8月16日    バンテリンD )

DeNA・竹田の初勝利に元明大監督の善波氏が直筆手記を寄せた
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 【記者フリートーク】DeNA・竹田祐投手がプロ初勝利を手にした16日、記者は諸事情で名古屋にいなかった。そして右腕勝利直後の午後5時過ぎ。記者がいたファミリーレストランの座席の前には、竹田の恩師の1人・元明大監督の善波達也氏(62)が座っていた。

 教え子の緊急初先発初勝利に、祝福の電話が続く。応答する同氏が自分のことのように笑みを浮かべ続けることで、竹田への思いの強さが理解できる。

 そのときだった。「あっ、祐さんからだ」と善波氏がスマートフォンを見直した。竹田が、その喜びを善波氏に報告してきたのだ。興奮状態の中で恩師にすぐ連絡する竹田の姿勢にも感激し、「祐さん」と教え子を親しみを込めて呼ぶ同氏の柔らかさにも感激した。

 「うん、うん」とうなづく元指揮官。最後に「今日はお世話になった人たちに、連絡をし続けなさい」と言って電話を切ると、「ここ(初勝利)まで長かったなあ」としみじみと言葉をついだ。

 竹田と善波氏の「縁」は16年の明治神宮大会から始まった。そのとき、履正社と明大はともに決勝に進出。履正社の岡田監督、明大の善波監督との関係性の中で、竹田の明大への距離は縮まった。

 竹田は神宮で「明大?」と思ったことを忘れていない。大阪出身で東京の大学に対する認識は薄かった。伝統校でも、そこまで知識はなかったという。

 だがその明治神宮大会には、同年ドラフト9位でDeNAに指名された佐野恵太(明大4年)も出場していた。「何かでつながっていたんですかね」と、明大―三菱重工West―DeNAの経歴に運命を感じている。

 指導を引退している善波氏は、昨年の都市対抗予選の前に竹田のもとに足を運びエールを送った。「プロにいけるのか気になっていた。自分の目で調子を確かめたかった」と明かす。そして、ブルペンを見て「(プロ入りは)大丈夫じゃないか」と思ったという。

 コーヒーを飲みながら何度も「よかったねえ」と繰り返した同氏。気になり続けた「祐さん」がようやくプロの第一歩を踏み出した。安堵(あんど)の表情を浮かべた恩師は、コーヒーを一気に飲み干し心地よさそうにファミレスをあとにした。(大木 穂高)
 

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