ド軍指揮官 大谷翔平勝ち越し弾は「高揚感感じた」三重殺では走者に苦言「ああいうこと起きてはいけない」

[ 2025年8月13日 14:32 ]

インターリーグ   ドジャース6―7エンゼルス ( 2025年8月12日    アナハイム )

<エンゼルス・ドジャース>9回、ドジャース・大谷は右越えにソロホームラン(撮影・小海途 良幹)
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 ドジャース大谷翔平投手(31)は12日(日本時間13日)、敵地でのエンゼルス戦に「1番・DH」で先発出場。2四球を含め4打席安打なく迎えた第5打席で相手守護神ケンリー・ジャンセン投手(37)から今季2度目の4戦連発、リーグ単独トップに立つ43号を放った。大谷の一発でチームは勝ち越したが、9回に救援陣がリードを守り切れず、痛恨のサヨナラ負けを喫した。ナ・リーグ西地区2位のパドレスが勝利したため同率首位に。ドジャースが首位タイで並ばれるのは6月13日以来60日ぶりとなった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は、大谷の一時勝ち越し弾について「素晴らしかった。打席での質、粘り、大きな一打。ベンチでもその高揚感は感じた」と勝負強さを称えた。一方で9回以降は救援陣が崩れて敗れたことには「その裏に相手が先頭打者を出し、そこからピンチが膨らんだ。何とか試合を延ばそうと必死になっていたが、(9回2死満塁では)ベン(カスペリアス)がウォードを三振に仕留めて大きなピンチを切り抜けてくれた。ただ、その後(延長10回に)ムーアの犠打が岩か何かに当たってフェアに戻ってしまう。そういう流れだが、それでも自分たちで流れをつかまないといけない」と振り返った。

 6回無死一、二塁で大谷の遊直で走者が2人とも戻りきれず、三重殺となったことには「ミギーはよくやったと思います。ただ、ちょうどネットが二塁ベース上にいて、打球が正面に飛んだ。ドッグス(走者)は戻らないといけません。打球は彼の前に飛んで、彼は二塁方向に全力で走っていったが、ああいうことは起きてはいけない」とライナーバックの徹底を呼びかけた。

 この日の相手先発は右腕メデロス。この打席はメデロスの制球が定まらず、フルカウントからボール球を見極めて一塁へ歩いた。一塁塁上では一塁シャヌエルとあいさつ。次打者ベッツが死球で二塁に進むと、フリーマンの右飛でタッチアップして三塁まで進んだ。そしてT・ヘルナンデスが左前打を放ち、大谷が先制のホームを踏んだ。しかし、その裏に先発シーハンが3安打を集中されて3失点し、あっさり逆転を許した。

 5―5の6回無死一、二塁での第4打席。左腕バークとの対戦で、カウント2―2から外角速球にうまく合わせて二塁ベース付近へライナーではじき返したが、遊撃ネトの正面。ネトが二塁ベースを踏み、一塁へ転送して三重殺が完成した。まさかの結果に大谷もぼう然と立ち尽くすしかなかった。ドジャースの前回の三重殺は、昨年9月24日のパドレス戦でロハスが打ち取られて以来となった。

 5―5の9回は守護神ジャンセンとの対戦。1ボールから甘く入ったカットボールを完璧に捉えた。右翼へ打球速度114.8マイル(約184.8キロ)、29度の角度で飛び出した打球は、404フィート(約123.1メートル)の豪快弾。大谷は打った瞬間に雄叫びをあげ、敵地も総立ちとなり、大熱狂に包まれた。ジャンセンはこの試合まで15試合連続無失点と絶好調だったが、大谷が見事に打ち崩した。

 9回は左腕ベシアが乱調。安打と四球に犠打で1死二、三塁とされると申告敬遠で1死満塁。ここで2番シャヌエルに犠飛を打ち上げられて同点とされた。なおも2死満塁で救援した右腕カスペリアスが4番ウォードに3ボールと絶体絶命のピンチとなったが、ここから3球ストライクを投げて空振り三振に仕留め、延長戦に突入した。

 タイブレークの延長10回はドジャースが無得点。その裏に無死二塁から5番ムーアの捕手前への犠打が一塁線ギリギリへのゴロで捕手スミスがファウルになると判断して送球を見送ったが、切れずに内野安打。無死一、三塁から6番アデルから三遊間を破るサヨナラ打を放ち、ドジャースはこれで今季の対エンゼルス戦は5戦全敗となった。

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