DeNA 天敵の巨人・山崎攻略!牧抹消で一丸 同学年・山本が決勝打

[ 2025年8月2日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA7―2巨人 ( 2025年8月1日    東京D )

<巨・D>5回、適時二塁打を放った山本(撮影・島崎 忠彦)
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 DeNAは1日、天敵だった巨人・山崎伊織(26)相手に逆転勝ちを飾った。2点を追う5回に一挙6得点と攻略。同投手に23年9月26日以来、2年ぶりとなる黒星をつけて天敵相手の連敗を「7」で止めた。2連勝で借金を3に減らし、2位巨人とは0・5ゲーム差に接近。主砲の牧秀悟内野手(27)が出場選手登録を外れたが、同学年の山本祐大捕手(26)が無念の思いを背負い、決勝打を放った。

 天敵・山崎の外角へ曲がるカットボールを、山本は「秀悟」への思いを胸に秘めて振り抜いた。「ゲッツーを取る球を投げてくると思いました。そういう投手。ゴロを打たないようにと打席に入って、いい結果になった」

 2点を追う5回に佐野と宮崎の適時打で同点とし、なおも1死一、二塁だった。ライナー性の打球が左中間を割り、決勝の勝ち越し適時二塁打となった。主役は二塁ベース上で、三塁ベンチに向かい拳を突き上げた。勢いに乗った打線はこの回6本の長短打に2四球で大量6得点。7連敗中だった山崎に、23年9月26日以来の黒星をつけるビッグイニングとなった。

 試合前のチームに激震が走った。今季全試合先発出場していた4番の牧が、上半身のコンディショニング不良で出場選手登録を外れた。前日は3ラン含む3安打。牧は東京ドームに到着後、三浦監督と話し合い、決断が下った。山本は牧とは98年生まれの同学年。ともに対戦レースゲームの「マリオカート」をこよなく愛し、佐野をトップに据えた「デスターシャ軍団」のメンバーでもある。もちろん親友の間柄だ。

 試合前、山本は牧と話した。「あいつ、僕が去年ケガした時と同じ顔をしていたんです」。昨季9月15日の広島戦で、山本は試合中に死球で右尺骨を骨折。26年ぶり日本一を目指し戦うチームから離脱し、悔しい思いをした。牧の悔しさがにじむ表情は、その時と同じだった。

 「牧は弱音は吐かない。“疲れた”と言わない。同級生だけど凄いと思う。そんな男が抹消になった。負けず嫌いな男がチームから離れる。僕らも戦わないと」。戦友の離脱に山本は襟を正した。

 思いがつながり、2連勝で3位のチームは2位の巨人に0・5ゲーム差と肉薄した。抜けた穴は大きいが、全員が大逆転Vに向け同じ方向を向いた。山本が代弁した。「束になり戦う。そして、また秀悟が帰ってくる時に強いベイスターズでいられるようにしたい」。主将不在、親友不在を支える覚悟がにじみ出ていた。(大木 穂高)

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