パドレス・ダルビッシュ日米通算204勝!黒田超え日本選手最多 306日ぶり白星で今季1勝

[ 2025年8月1日 01:30 ]

ナ・リーグ   パドレス5―0メッツ ( 2025年7月30日    サンディエゴ )

<パドレス・メッツ>6回、メッツ・ビエントスを空振り三振に抑え雄叫びを上げるパドレス・ダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(38)が30日(日本時間31日)のメッツ戦で日米通算204勝目を挙げ、ヤンキース、広島などで活躍した黒田博樹を抜いて日本選手歴代最多を更新した。今季5度目の登板で最多7回を2安打無失点、7奪三振無四球の快投。昨年9月27日以来、306日ぶりの白星をつかんだ。今季は右肘炎症で出遅れても、腕の位置を下げる新スタイルで健在を示した。

 二塁すら踏ませない76球の快投。ダルビッシュは圧巻の7回零封で昨年9月27日のダイヤモンドバックス戦以来、306日ぶりの白星をつかみ、日本選手歴代最多を更新する日米通算204勝の金字塔を打ち立てた。

 「野茂さんや黒田さんの背中を追いかけてきた。もちろんうれしいけど、同じレベルの投手になったとは思えない。数字でなく、本質的に近づけるようにしていけたら」

 右肘手術で登板のなかった15年も含めて米国14年目。右肘違和感に苦しみ、初登板は今月7日までずれ込んだ。前回は3回1/38失点など過去4試合は3敗、防御率9・18。劇的な変化を生んだのは「サイドスロー」だ。

 「リリースポイントを一気に下げ、サイドスローに近いような感じで投げたことで、凄く今日はハマった。肘を下げることで割とコンパクトになった。球の切れも戻った」

 日本人メジャーリーガーの先駆者で球団アドバイザーを務める野茂英雄氏に前日のクラブハウスで相談。「野茂さんにビデオを見せ“どう思いますか”と聞いたら“ええやん”と言ってくださった」。大胆なフォーム変更へ背中を押され「野茂さんが言っているならいける」と自信を持った。

 最速はシンカーの95マイル(約152・8キロ)止まりでも動きは鋭く、最遅71マイル(約114・3キロ)のカーブとの緩急差は約39キロ。直球、スイーパー、スライダーなど8球種を変幻自在に操った。最も多い16球を数えたスライダーのリリースポイントは前回までの約1メートル71から約1メートル65へ6センチも低くなり、曲がりも大きく打者を惑わせた。1回1死から5回2死まで打者13人連続アウト。ストライク率71%で無四球の安定感が光った。

 今月には39歳。「根源は両親。産んでくれて育ててくれた」と感謝を込める。今は後輩から目標にされる立場でも「自分より速い球を投げる投手、制球がいい投手はいっぱいいる。(理想とは)まだ程遠い」と変わらぬ向上心を言葉にした。(笹田幸嗣通信員)

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