大谷 球団記録の5戦連発&申告敬遠からの激走サヨナラ生還! 「底力がある」本拠を熱狂の渦に

[ 2025年7月25日 01:30 ]

インターリーグ   ドジャース4-3ツインズ ( 2025年7月23日    ロサンゼルス )

初回に5戦連発となる37号を放ったドジャース・大谷翔平(ロイター)

 ドジャース大谷翔平投手(31)が23日(日本時間24日)、ツインズ戦で球団史上7人目、日米通じて自己最長の5戦連発の37号ソロを放った。ナ・リーグ本塁打王争いは単独トップに再浮上。申告敬遠で出塁した9回は逆転サヨナラ勝ちのホームを踏んだ。25日(同26日)からは敵地でレッドソックス3連戦。元祖二刀流ベーブ・ルースがプレーしたメジャー最古の球場でどこまで記録を伸ばせるか。

 勢いが止まらない。初回1死。大谷は右腕パダックの甘いカーブを逃さなかった。打球は角度34度で高々と舞い上がり左中間スタンド中段に着弾。飛距離441フィート(約134メートル)で、前日に塗り替えたばかりの日本選手の連続試合本塁打記録をあっさり更新した。

 「素晴らしい投手で最初は打ちあぐねていた。その中で先制点を取れたのは良かった」

 日本ハム時代16年の自己最長、そして球団記録に並ぶ5戦連発の37号ソロ。5戦連発は全て日本ハム時代に「調子のバロメーター」と語ってきた中堅から左方向への打球だが、この日は「打球方向はあまり関係ない」と言った。角度のついた打球を重視しており「良い角度で上がれば、引っ張っても流してもあまり関係ない。気にせず自分の打ちたい球をしっかりスイングすることだけを考えていきたい」と強調した。

 その後は2三振するなど安打が出ず、「2打席目以降は思い通りの打席が送れなかった。そこはちょっと反省点」と自戒も忘れなかったが、1点を追う9回に再び存在感を発揮した。2死一塁から申告敬遠で歩かされ、次打者も四球で満塁となり、4番フリーマンの打球は左前へ。三塁走者、そして二塁走者の大谷も一気に生還し、劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。今月はまだ7勝11敗と負け先行で、この日も8回に逆転を許す苦しい展開だったが「最後に2死から逆転できるのは、まだまだ底力がある証拠」と笑みを浮かべた。

 オフを挟み、25日(日本時間26日)から敵地フェンウェイ・パークでレッドソックス3連戦に臨む。デーブ・ロバーツ監督は「ボストンに行けば、狭いグリーンモンスター(本塁から左翼まで約94・5メートル、高さ11・3メートルの巨大壁)があるので、彼の打球が少しでも上がれば本塁打になる。このままのアプローチで臨んで、結果を待つだけだ」と期待した。21年にはその球場名物を越える「グリーンモンスター弾」を放っている。球団記録更新の先には、93年のケン・グリフィー(マリナーズ)ら3人が記録したメジャー記録の8戦連発まで夢が広がる。

 昨年の54本塁打を超す年間58本ペースで日本選手初の60本の大台も見えてきた。元祖二刀流誕生の地ボストンが大谷を待っている。(柳原 直之)

【一塁埋まった状況でも申告敬遠】
 ツインズは1点リードの9回2死一塁と一塁が埋まっていながら、大谷を敬遠した。得点圏に同点の走者を進めてまで大谷との勝負を避けたが、次打者のルイーズにも四球を与え満塁を招き、結果的に逆転サヨナラ負け。ロッコ・バルデリ監督は「恐らく5年か10年に一度しか起こらないケースだろう。厳しい結果になった」と振り返った。大谷が一塁が埋まった状況で敬遠されたのはこれが5度目だが、過去4度はいずれも一、三塁だった。一方ド軍のロバーツ監督は「驚きはないし正しい判断だったと思う」と理解を示した。

【メジャー記録は「8」】
 ◯…大谷の5戦連発はドジャースでは、50年ロイ・キャンパネラ、01年ショーン・グリーン、10年マット・ケンプ、14年エイドリアン・ゴンザレス、15年ピダーソン(現レンジャーズ)、19年マンシーに続き7人目。大リーグ記録は、56年デール・ロング(パイレーツ)、87年ドン・マッティングリー(ヤンキース)、93年ケン・グリフィー(マリナーズ)の8戦連発。なお、NPB記録は72年王貞治(巨)と86年バース(神)の7戦連発。
 ◯…米データサイト「オプタ・スタッツ」によれば1901年以降の近代野球で、キャリアで5試合連続本塁打と5試合連続盗塁を記録した初めての左打者となった。大谷は昨年9月に5試合連続盗塁を記録していた。

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