日本ハム福島 今季初登板初先発で自己最速155キロ復活勝利「田宮さんのリードを信じて投げ切りました」

[ 2025年7月14日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム4―0オリックス ( 2025年7月13日    エスコンF )

<日・オ>可愛いポイントの笑顔ポーズを決める田宮(左)と福島(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの高卒4年目右腕・福島蓮投手(22)が13日、オリックス戦に今季初登板初先発し、待望の今季初白星を挙げた。自己最速となる155キロを計測するなど力強い直球を軸に、5回4安打無失点に封じてみせた。支配下昇格を果たした昨季は1軍で2勝をマーク。さらなる飛躍を期待された今季はコンディション不良で出遅れたが、ここから巻き返しを図る。

 まるで今季の福島を物語るような、もがき苦しみながら手にした1勝だった。今季初の1軍マウンドで5回90球を投げ、4安打無失点で待望の今季初勝利。女房役を務めた田宮と上がったお立ち台では、少し照れくさそうに北海道のファンにあいさつした。
 「お久しぶりです!もう、田宮さんのリードを信じて投げ切りました」

 初回に自己最速となる155キロを計測するなど、無失点と上々の立ち上がり。かと思われたが、2回に連打と味方失策で無死満塁のピンチを背負った。それでも、続く紅林は一ゴロで本塁補殺。広岡、宗は2者連続で二飛に打ち取るなど踏ん張った。以降は毎回の走者を許しながらも得点は許さず「昨年だったら2、3点取られていたと思うので、ちょっとは成長できたかな」と、苦笑いで振り返った。

 支配下昇格を果たした昨季は1軍で2勝をマーク。さらなる飛躍を期待された今季だったが、春先に原因不明のコンディション不良に襲われた。空振り三振を狙って腕を振った直球が139キロ止まり。周囲は故障を疑ったが、本人は「どこか痛いわけではない。今まで調子が悪くても、球速が出ないことはなかった」と、相当なショックを受けた。

 そこで4月中旬、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で「福島復活会議」が開催された。投手コーチ、アナリスト、トレーナーら総勢10人以上が個室に集まり、投球データを基に話し合いが行われた。福島は「驚きました。部屋の扉を開けたらたくさん人がいて」と振り返る。しかし、専門家らが導き出した助言を参考にフォームを修正。徐々に本来の球威を取り戻すことができた。

 投球フォームの修正に費やした約1カ月間は、春先から体重6キロ増の82キロまで到達。4カ月遅れの“開幕”となったが、「引き出しも増えたので悪い時間ではなかった。いろいろな人の支えがあって、ここまで来られたので感謝です」と福島は言う。チーム事情で出場選手登録から一度抹消となるが、後半戦の戦力となることを誓った。(清藤 駿太)

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