佐々木麟太郎所属のスタンフォード大からMLBドラフト1巡目指名レベルの剛腕が転校決意 今オフ2人目

[ 2025年6月26日 08:04 ]

スタンフォード大の佐々木麟太郎(AP)
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 アメリカの大学スポーツにはトランスファーポータル(Transfer Portal)という制度がある。選手が現在の所属校から他校への移籍を希望する際に名前を登録する公式データベースだ。

 登録すると全NCAA(全米大学体育協会)加盟校のコーチ陣がその情報にアクセス可能になり、他校のコーチがその選手とコンタクトを取れるようになる。大学スポーツ界の自由化の流れ(選手の権利強化)の一環で、移籍が以前よりも簡単になった。特に野球、アメリカンフットボール、バスケットボールなどでは毎年多数の選手がポータルに登録され、移籍を通じてキャリアを再スタートさせている。NIL(名前・イメージ・肖像権)の収益化が可能になったことも、移籍市場を活性化させている。

 佐々木麟太郎が所属するスタンフォード大で、右腕ジョーイ・ボルチコ投手が2シーズンを過ごした同大野球部を離れ、トランスファーポータルに登録された。ベースボールアメリカ誌が25日、報じた。登録には「連絡禁止(do―not―contact)」の指定がついており、これは通常、既に移籍先を決めているか、代理人を通じて連絡を管理したい意向がある場合に見られる。

 ボルチコは高い将来性を買われている。ベースボールアメリカ誌の26年のMLBドラフト候補ランキングでは15位で1巡目指名候補。運動能力に優れた右腕で、変則的なフォームから最速100マイルの速球を投げ、スライダーも鋭く2方向に曲がる。一方で、スタンフォード大での2年間は通算113イニングを投げて防御率5.89と不調。それでも、関係者の間ではボルチコの将来性に対する評価は依然として高い。

 なお、2年連続でNCAAトーナメント出場を逃したスタンフォード大から今オフ、先発投手がポータル入りしたのは2度目。もう一人のマット・スコットも一時は1巡目候補とされた投手で、既にジョージア大への移籍を決めている。ただし、来月のMLBドラフト次第ではプロ入りの可能性もある。

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