西武・西口監督独占インタビュー 交流戦6年ぶり勝ち越し呼んだ再建術5箇条明かす

[ 2025年6月25日 05:30 ]

インタビューに答える西口監督(撮影・篠原岳夫)
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 西武・西口文也監督(52)が本紙の独占インタビューに応じ、最下位に沈んだ昨年からチームを再建させた5つの「西口流マネジメント」を明かした。守り勝つ野球を掲げて交流戦は10勝8敗で6年ぶりの勝ち越し。昨年は交流戦を終えて借金25だったが今季は貯金6。現在4位のチームは27日に再開するリーグ戦で、3・5ゲーム差で追う首位の日本ハムを本拠地ベルーナドームで迎え撃つ。(聞き手・福井 亮太)

 ――交流戦の総得点は両リーグ最少の40得点だった。犠打はリーグ最多54。小技を使って少ないチャンスを得点につなげている。リーグ2位タイの32打点を記録している4番・ネビンの存在も大きい。

 「どうしても去年の打てないことが頭にある。あまり打てないだろうという想定のもとで、作戦を考えている。バントでしっかり送って二塁から何とか1点取る戦い方が基本。3番が還せなかった時のネビンが、いい仕事をしてくれている。本当に欲しいときに打点を挙げてくれて助けられている部分がここまで多々ある」

 ――長谷川は一時、打率1割台まで下がっても起用を続け、交流戦では打率・294、チーム最多2本塁打と勝負強さを発揮。2番・滝沢もいい仕事をしている。

 「ファームで見てきて身体能力が高いし、守備はもちろん、打つ方もいい結果を残していた。何かをつかんでくれれば1軍でもやっていけるという思いもあった。我慢しすぎたけどね(笑い)。(滝沢は)守備はいいのは分かっていた。チーム打撃でもバントだったり細かい部分も決められるようになっている。今の打線を考えた戦い方では(2番は)理想だと思う」

 ――今井は交流戦中に初めて間隔を空けて中9日で登板。結果は今季初完封で球団新記録となる17奪三振。

 「交流戦前まで中6日で7回以上を常に投げてくれて、球数も要していた。本人とも話して間隔を空けたけど、何も言うことのない素晴らしい投球。本当に大したもんだと思う」

 ――地方球場では高橋が群馬で登板するなど地元選手を先発させている。

 「本人が投げたいと言っているので、そこは意向を酌んであげたい。ファンも地元選手が投げてくれるとうれしいと思う。与座は(7月に)沖縄で投げる予定だけど、沖縄は本当に遠いので。なかなか見に来られないファンのために地元で頑張ってほしい」

 ――9回の平良につなぐまでは流動的な勝ちパターンが印象的。
甲斐野、ウィンゲンター、山田をあえて固定しない意図は?

 「打順や点差、バッターのタイプを見て決めている。固めない方がこっちも安心できる。固めて後悔するより、固めないでやった方がいい」

 ――6月19日のDeNA戦は7回ウィンゲンター、8回に甲斐野を起用して逃げ切った。

 「相手のバッターの特徴を考えて。ウィンゲンターは僅差で先頭を出すと盗塁される怖さもある。走れる打者かを見極めている」

 ――同22日巨人戦では3年目の山田に8回を託した。

 「山田はマウンド度胸もいいし、ゾーン内で勝負していけるから結果につながっている。他の投手を連投させたくない時は7回、8回を投げることも増えてくると思う」

 ――古賀悠、炭谷、牧野の3人はいろんな先発陣と組ませている。

 「人の配球を見て勉強になると思うし、先発もいろんな捕手と組むことによって配球の違いが出てくる。自分自身のバリエーションも増えてくると思うので勉強していってほしい」

 ――武内は15日の中日戦で炭谷と今季初のバッテリーを組んで6回無失点で2勝目。古賀悠とは違うリードで復調させる狙いも?

 「銀(炭谷)は調子が悪い選手、若い選手に対して配球の勉強がいろいろできるという意味を込めて組ませている。武内は古賀悠と組んだ時に自分で首を振って投げられるか。また、ベンチで見ていた古賀悠も、自分と比べながら配球を勉強してくれればいい」

 ▽高橋の凱旋登板 5月27日、群馬県の上毛新聞敷島球場で行われた楽天戦に先発。今季最多の121球を投げ7回7安打1失点の好投を見せたがチームは1―3で逆転負けを喫した。地元での登板に、約100人の応援団が駆けつけ「地元での登板は凄く特別。その中でゲームはつくっていいところは見せられた。本当に次につながる投球だった」と振り返った。

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