西武 昨季最下位からの交流戦Vあるぞ!セ首位の阪神に3戦連続逆転勝ち 長谷川「恩返し」V打

[ 2025年6月13日 05:30 ]

交流戦   西武4-1阪神 ( 2025年6月12日    ベルーナD )

<西・神>お立ち台でポーズを取る長谷川(右)と平沼(撮影・篠原岳夫)
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 西武は12日、阪神戦に4―1で逆転勝ちし、昨季3連敗を食らったセ・リーグ首位の阪神に、全て逆転での3連勝でやり返した。「西口チルドレン」の若手野手たちが活躍し、長谷川信哉外野手(23)が2回に決勝の勝ち越し左前適時打を放った。昨季は4勝14敗と大きく負け越した交流戦で、折り返しとなる9試合を終えて5勝4敗と昨季の勝利数を上回った。6チームが並ぶ2位につけ、初優勝も視野に入る。

 前日に届いた魚雷バットを1センチ短く持って長谷川は打席に入った。先端が細いバットのバランスを保つため、これまでの85センチから86センチに伸ばした。「コンパクトに振れる安心感がいい形でヒットにつながった」と泥くさく三遊間を割った。

 1―1の2回1死三塁、デュプランティエのスライダーに食らいついた。勝ち越しの左前適時打となり、これが決勝打。連日の逆転勝利の勢いに乗り「初球から積極的にいったことがいい結果につながった」。4回は平沼、西川の連続適時打が出て打ち勝った。昨年交流戦で3連敗した阪神に、3試合連続の逆転劇で3連勝返し。阪神戦の同一カード3連勝は初めてとなった。

 打席で胸に刻んでいるのはソフトボール日本代表・宇津木麗華監督からの言葉だ。「打者はタイミング。対戦するのは相手投手だけ。データに頼りすぎないこと」。昨年1月の自主トレで知人を通して知り合い、初めて指導を受けた。近年データ野球が進化し、配球から自身のスイング軌道まで全てが可視化できるが、戦うのは目の前の投手。長谷川は「一番大切なことを忘れていた。自分のスイングに気がいってしまって、相手と勝負できていなかった」とレジェンドの言葉を思い出して我に返った。

 開幕戦で1番起用し、結果の出ない日々が続いても信じてきた西口監督は「ずっと我慢しているのでそろそろ頑張ってもらわないと。最近は本当にいいところで打ってくれている。ここで3連勝できたのは大きい」と冗談交じりで称賛した。

 「情けない成績でも使ってもらっている。勝ちにつながる場面で打つことが恩返しになる」と長谷川。昨年は4勝で2年連続の交流戦最下位だったが、今季は折り返し地点で既に上回る5勝目。交流戦首位のソフトバンクと0・5ゲーム差で、6チームが並ぶ2位につける。大混戦の中、初優勝も十分手の届くところにある。 (福井 亮太)

【満塁ピンチもお見事けん制】
 大一番でサインプレーが決まった。4―1の8回1死満塁、大山を迎えたところで山田が一塁へけん制球。一塁ベースの後ろにいたネビンが素早くベースに入り、けん制死に仕留め、逆転の芽を摘み取って無失点とした。場内はこの日一番のチャンスに阪神ファンのボルテージは最高潮。一塁側の阪神ベンチからは「バック」の声が飛んだが、歓声にかき消されて佐藤輝の反応が遅れた。春季キャンプから猛練習してきたプレーに西口監督は「ずっと練習はしてきた。本当にいいところで使ってくれて、よくアウトにしてくれた」と称えた。

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