ソフトバンク・今宮、同点8回V撃!「声援のおかげで打てた1本」巨人相手に昨年8月以来の4安打固め打ち

[ 2025年6月11日 06:00 ]

交流戦   ソフトバンク5-2巨人 ( 2025年6月10日    みずほペイペイ )

<ソ・巨(1)>8回、勝ち越し適時打を放つ今宮(撮影・岡田 丈靖)
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 昨季リーグ覇者同士の熱戦を制した。ソフトバンクは10日、巨人を5―2で下した。試合は接戦で終盤戦に突入。2―2の8回1死満塁で今宮健太内野手(33)が勝ち越しの左前適時打を放った。この回は今宮からの3連続タイムリーで試合を一気に決めた。今宮は昨年8月以来となる4安打の固め打ち。チームは今季最多タイの貯金3とし、阪神と並んで交流戦首位に浮上した。

 一塁を回るなり、クールな守備職人はバチンと手を叩き、ガッツポーズも決めた。今宮が、この日自身2度目の満塁機できっちり仕事を果たした。

 「佑京(周東)が歩かされるのは分かっていた。“だろうな”と。緊張したけどファンの皆さんの声援のおかげで打てた1本だと思います」。V撃を決めたヒーローは冗舌だった。

 2―2の8回1死二、三塁で巨人ベンチは申告敬遠で周東を歩かせた。今宮はカウント1―2からの4球目、6番手・田中瑛のシュートを振り抜いた。強いゴロは左前に転がった。勝ち越しだ。柳町、近藤もタイムリーで続き、3点を挙げた。

 「一打席一打席、切り替えていきましたね」。同じ過ちを繰り返さなかった。1―0の2回1死満塁で三ゴロ併殺に倒れていた。ただ、ベテランは引きずらない。1点を追う5回1死で二塁打で出塁し、近藤の同点打を呼んだ。2―2の7回1死では右前打。24年8月12日の楽天戦以来となる4安打の固め打ちを見せた。

 相手の先発マスクは昨季までの同僚で同じ大分出身の甲斐。ただ試合前に特別な接触はしなかった。「もう敵なので、別にないです。違和感はありますが、今は違うチームですから」。決勝打を放った相手の田中瑛も同郷で柳ケ浦出身。ライバル・明豊出身の今宮は「そこは負けないようにと。勝てて良かった」と話した。

 指揮官の冷静な目も光った。2回の攻撃では、先頭の野村が一度は一ゴロと判定されたが、リクエストで内野安打になった。1―2の5回2死一、二塁では増田陸の左前打で二塁走者・若林が本塁突入。柳町が好返球するも一度はセーフ判定になった。ここでもリクエストが成功し、3点目を阻止したのは大きかった。

 小久保監督は「嫌な流れの中でね。今宮は良く打ったよ」と称えた。死球による右腕の負傷から1日の楽天戦で復帰し、存在感を示したベテランは「やっと仕事ができたけど今日寝たら終わり。明日いい内容が出れば」とすぐに次の戦いへ視線を切り替えた。(井上 満夫)

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