巨人5連敗で4位に 阿部監督、長嶋さんが「“一つ勝つのは難しいよ”って言ってくださっているのかも」

[ 2025年6月7日 05:25 ]

交流戦   巨人0―2楽天 ( 2025年6月6日    東京D )

<巨・楽>試合後、ファンにあいさつする阿部監督(左)ら巨人コーチ陣 (撮影・西川祐介)
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 巨人は6日の楽天戦に0―2で敗れ、今季ワーストの5連敗を喫した。3日に長嶋茂雄さんが亡くなってから初めての東京ドームでの一戦だったが、またしても弔いの白星を届けられなかった。先発の赤星優志投手(25)が7回途中1失点の好投を見せるも、打線が4安打に封じられ今季6度目の零敗。12球団で唯一、交流戦未勝利となり、5月23日以来の4位に転落した。

 またしても、勝利の報告はできなかった。12日ぶりとなった東京ドームで零敗を喫した阿部監督は「“一つ勝つのは難しいよ”って(長嶋さんが)言ってくださっているのかもしれない」と恩師の教えだと受け止めた。

 約33秒間に、思いを込めた。試合直前。長嶋さんの現役時代、監督時代の映像が約1分間流れ「我が巨人軍は永久に不滅です」の伝説の引退スピーチで締めくくられると、半旗が掲げられる中で、黙とうをささげた。感謝を胸に目を閉じたのは、長嶋さんが現役時代に背負った3番と第2次政権の監督時代に背負った33番にちなんだ秒数だった。

 コーチ、選手全員が左胸に永久欠番となっている「3」のワッペンをつけてグラウンドに立った。だが、強い思いだけでは勝てないのが勝負の世界。吉川を今季初めて1番に置いた打線は初対戦のハワードの前に苦戦。一度も回の先頭打者が出塁できず、得点圏に走者を置いたのも初回と6回だけだった。負傷離脱中の主砲・岡本を欠く打線は4安打に終わった。

 阿部監督は「使っているのは僕だから。みんな必死に勝とうとやっている。そこをどうコントロールするか。今いる戦力でやるしかない」と56試合目で49通り目の打順と試行錯誤が続く。不振で坂本らベテランが不在も若手にとってはチャンスでもある。「特に若い選手が多いので、いい経験にして糧にしてほしい」。かつて入団1年目から使い続けてくれた長嶋さんのように我慢し、台頭を願う。

 長嶋さんが監督として日本一の胴上げを2度味わうなど549試合で指揮を執り、319勝を積み上げた思い出の東京ドーム。今日こそ、白星を届ける。 (青森 正宣)

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