森繁和氏 巧みな巨人・甲斐の配球に丁寧に応えた田中将大

[ 2025年4月4日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人5―3中日 ( 2025年4月3日    バンテリンD )

<中・巨>4回を抑え、田中将(右)に声をかける甲斐(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 【森繁和 視点】バッテリーを組んだ巨人・甲斐のリードに、田中将が丁寧な投球で応えた。初回1死一、二塁では、石川昂に対して外角中心の配球でカウント3―1。5球目に一転して内角への厳しい直球を投じ、狙い通りの併殺打に仕留めた。甲斐の勝負どころを読んだ「ここぞ」の配球は非常に巧み。きちんと投げ込んだ田中将もさすがだった。

 初回のピンチを脱して少し余裕が生まれ、ここから直球を高低でも使うようになった。2回1死ではカリステを高めで空振り三振。最速149キロだったが、往年に比べれば力は落ちる。田中将は甲斐のリード通りに直球を高低、内外角の4カ所に丁寧に配していた。同様に変化球は低め、低めに。カーブなどワンバウンドが多かったのがその証拠だ。

 誘い球に乗らず、空振りを奪えなかった岡林に3安打。今後、こういった「当ててくる」打者も課題だろう。5回で96球。丁寧に投げたがゆえだが、今後も球数をかけてもいいと思う。まずは5回を投げきること。強力なリリーフ陣が田中将の助けになるはずだ。(スポニチ本紙評論家) 

続きを表示

「巨人」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2025年4月4日のニュース