落合博満氏 1軍に必ずいる条件「守備だけはメジャークラス」「一芸に秀でた最たる選手」

[ 2025年4月4日 20:00 ]

落合博満氏のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」から

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(71)が4日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。ケタ違いの強肩と俊足を備え、外野守備のスペシャリストとして活躍した英智(本名・蔵本英智)氏について語った。

 英智氏は県岐阜商から名城大を経て98年ドラフト4位で中日に入団し、外野全3ポジションを高いレベルで担い活躍した。落合監督が就任初年度の04年は107試合に出場しゴールデングラブ賞を獲得するなどチームの優勝に貢献した。12年オフに引退。

 落合氏は英智氏について「潜在能力がもの凄く高い子でね。ただ、残念ながらスタミナがないんだ」と切り出した。ここで言う「スタミナ」とは継続して活躍できる体の強さや、ケガへの耐性というニュアンス。「必ずキャンプの序盤でケガをする。ファームとかに行かせながらオープン戦もほとんど出ないんだけど。1軍の開幕には必ず名前を連ねる。そういう選手でした」と振り返る。

 1軍で必要とされる“武器”を備えていたから居場所があった。「肩と守りと走力は球団でトップクラス。守備だけはメジャークラスと言っても過言ではないと思う」。肩の強さに関し、英智氏は引退セレモニーで本塁付近から遠投しボールを右翼ポールに直撃させるなど正確性も申し分なかった。「バッティングも悪くなかったんだよ。インサイドを打たせたら、うまいこと打つ。自分で勝手に細工して凡打しちゃう。細工?右に打とうとするとか。(落合氏は)“インサイドに来たら引っ張ればいい”と言っているのに」と懐かしそうに語った。

 打力もあるとなればレギュラー起用したくなるところ。「センターにはアレックス(・オチョア)、ライトに福留(孝介)がいてね。スタメンで使うよりは“ここ一番”で、という使い方。誰かケガすると“英智がいるから、いいじゃねえか”という使い方をしていた」。そういう起用法になる理由の1つが前出の「スタミナ」だ。「1~2週間すると(英智のユニホームは)ベルトの穴が1つ、2つ縮まってきた(体重が減少した)。これ以上(継続して)使ったらケガするなと。ゲームから外さなきゃいけない。(連続起用期間は長くて)2週間まで。ケガされるのがいちばん困る」。大事な局面に欠かせないジョーカーだから指揮官としては常にスタンバイさせたい。「一芸に秀でた最たる選手だった」と評価した。

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