ドジャース・大谷 左手を腰の後ろに回す新スライディング披露 重心下がり、上半身より倒しやすい

[ 2025年3月7日 00:30 ]

スライディング練習を繰り返す大谷(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャース大谷翔平投手(30)が5日(日本時間6日)、左手を腰に添えながら滑り込む新たなスライディング練習を行った。昨年のワールドシリーズで盗塁を試みた際に左肩を脱臼して手術。再発防止へ最適な方法を模索している。アニメ「鬼滅の刃」との特別コラボレーションが発表された18、19日のカブスと対戦する東京シリーズ(東京ドーム)まであと10日あまり。“全集中”で開幕に備える。

 キャンプ地に残った大谷が、一塁から二塁への走塁練習を繰り返した。本隊は敵地エンゼルス戦へ移動し、キャンプ地で残留練習。スタートを切り、最後は左手を腰の後ろに回すように滑り込む、新たなスライディングへの挑戦だった。

 昨年のワールドシリーズで盗塁を試みた際、左手を地面につき左肩を脱臼して手術。2年ぶりの投打二刀流復活となる今季へ、再発防止策確立に取り組んでいる。だが、4日のオープン戦レッズ戦では、ここまで練習してきた左手を胸の前に置く形で二塁へ滑り込んだものの到達直前で減速。ぎこちないスライディングになり、ヘッドストレングスコーチのトラビス・スミス氏は「少し怖がっていた。スローになった」と振り返った。

 この日は1本目は両手を上げたまま、2本目から新スライディングを3本連続で行った。スミス氏は「彼のアイデア。故障予防の目的で、左手を地面につかない形に挑戦している」と解説。左手を腰の後ろに回すことで重心が下がり、上半身をより倒しやすくなる。これにより体の接地時の衝撃も軽減され、減速せず勢いのまま滑り込むことが可能となり、すぐ立ち上がるための反動もつけやすくなる。手応えを感じたのか、最後に滑り込んだ際にユニホームの左膝部分がほつれた大谷は、大声で「破れた!」と言いながら明るい笑顔を見せた。

 ヘッドトレーナーのトーマス・アルバート氏は「選択肢の一つ。快適に感じるためにさまざまな技術を試している」と強調。本塁生還時など、状況に応じた方策を探っていく。史上初の「50―50」達成で54本塁打59盗塁をマークした昨年から、二刀流復活で首脳陣も盗塁減を見込む今季。だが、大谷は「投げていたとしても進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたい」と語っており可能な限りの手を尽くす構えだ。

 この日公開された「鬼滅の刃」とのコラボ映像では、物語の“必殺技”をもじり「打撃の呼吸。壱ノ型、圧倒的ホームラン」とスイングするアニメーションが注目された。高位の剣士が「柱」と呼ばれる物語。「野球柱」大谷が「走る呼吸・壱ノ型」で25年に挑む。(柳原 直之) 

 《特別ムービー発表》MLBジャパンが東京での開幕シリーズ開催を記念し、アニメ「鬼滅の刃」との特別コラボレーションムービーを発表。ドジャース・大谷、山本、カブス・今永、鈴木らがアニメで登場する映像で、大谷が「打撃の呼吸。壱ノ型、圧倒的ホームラン」とスイングする場面も。SNSでは早速「打撃の呼吸」がトレンド入り。同シリーズ開催中にはコラボ商品も受注販売する予定で、詳細は後日発表となる予定。

 ▽鬼滅の刃(きめつのやいば) 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)氏の漫画で、鬼に家族を殺され妹を鬼にされた主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が鬼と戦う物語。16年から20年まで「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載。コミックスは全23巻で21年に累計発行部数1億5000万部突破。20年10月公開「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」は日本映画初の興行収入400億円超え。全世界の興行収入517億円、4135万人動員は「世界最高の興行収入の日本アニメ映画」としてギネス世界記録に認定。

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