菅野智之 コロナ禍で一度は諦めたMLB移籍 「フラッシュバック」で2年間メジャーの試合を見れず

[ 2025年3月2日 17:46 ]

パイレーツとのオープン戦で2回を無失点に抑え、捕手サンチェスとグラブで“グータッチ”するオリオールズ・菅野智之
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 TBSのスポーツ・ドキュメンタリー「バース・デイ」(土曜深夜0・28)が1日深夜に放送され、巨人から海外フリーエージェント(FA)権を行使してオリオールズに移籍した菅野智之投手(35)の苦悩が明かされた。

 番組では35歳でメジャー移籍を実現させた“オールドルーキー”菅野のMLB挑戦舞台裏に密着。2020年12月にポスティングシステムを利用して複数の球団と交渉するも、メジャー移籍目前で断念せざるを得なかった当時のことについても菅野の口から語られた。

 2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で侍ジャパンメンバーとして戦った菅野。これを機会に「絶対ここでいつかプレーするっていう目標が明確になった」とメジャーへの思いがより強くなった。

 巨人からポスティング申請を許可してもらい、メジャー移籍への思いを発表したのは2020年12月のこと。だが、当時は新型コロナウイルスが世界中にまん延しており、メジャーリーグもわずか60試合に短縮、さらには無観客試合を強いられたことなどで財政難に陥る球団もあり、移籍市場も停滞した。

 そんな状況で無念の移籍断念。「いろんなことがありましたからね、2020年は。ひとつ一番大きかったのはコロナだと思います、僕は」と菅野は振り返った。

 当時は「本当にタイミングが悪かったなって。そればっかりはもうどうしようもできないことで。何か自分で打開できることもなく。行き場のない怒りというか。なんとなーく家で過ごしてソファに座ってて、なんの感情もないのに急に涙が流れてくる時もやっぱりあるし。そういう自分を見るのもイヤだし」とメンタルもどん底。

 その後はメジャーへの思いも「なくなりましたよ、2年間ぐらいは。なくなったっていうか、メジャーリーグは見たくなくなりました、僕は。それを見るたびにやっぱりフラッシュバックするし。“本当はここで俺投げてたんだろうな”とか思う自分も、そういうこと思う自分もやっぱイヤだったし」と苦しそうに振り返っていた。

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