巨人ファーム新球場に長嶋魂 東京・稲城市に球界の未来の“道しるべ”

[ 2025年2月27日 05:30 ]

一塁ベンチ横からグラウンドへ向かう通路には長嶋終身名誉監督の名言勝つ!勝つ!勝つ!の文字に気分も高揚する (撮影・西川祐介)
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 巨人は3月1日のヤクルト戦でこけら落としを迎える東京都稲城市の新球場「ジャイアンツタウンスタジアム」で報道陣向けの内覧会を開き、グラウンドや室内練習場、場内コンコースの飲食売店などを公開した。ファームの新拠点として若手選手の鍛錬はもちろん、野球振興の場としても期待がかかる。

 両翼100メートルでセンター122メートル、マウンドの高さまでも東京ドームと同じ構造。担当の山本広海総務本部長は「東京ドームへ行っても自然にプレーができるようにと思いを込めた」と説明した。

 若い選手の“道しるべ”としてベンチ裏のミーティング室には長嶋茂雄終身名誉監督が現役時代に使用していたバットやグラブ、ユニホームを展示。ベンチ裏通路には1934年の球団創設から現在に至るまでの歴史を紹介し、王貞治ら往年の名選手から岡本ら現役選手の写真がずらりと並び、若手を「いつかは俺も」と奮起させる狙いもあるようだ。普段は非公開ながら、一般向けの内覧会で見学することも可能だ。

 アマチュア球界にも協力し、今年は夏の東京大会や大学野球のリーグ戦などでも使用予定。試合のない日はグラウンドの一部や一塁側に隣接するサブグラウンドを開放し、地域に根ざした場所を目指していく。ジャイアンツ球場と比べて収容人数は約400人増の2872人。エキサイトシートも設け、ファンとの距離の近さも売りだ。球団にとって40年ぶりに完成した新球場。巨人や球界の未来へつながる場所となる。(村井 樹)

 ≪国内初の水族館一体型≫ジャイアンツタウンスタジアムは読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで共同開発する「東京ジャイアンツタウン」の中核施設。27年中には水族館も完成予定で、国内初となる水族館一体型球場として構成される。水族館は左翼後方に併設し「アシカ・ペンギンエリア」内のアシカゾーンからは球場を見渡すこともできる。同年中に飲食施設も完成させ、水族館とはブリッジでつながる予定だ。

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