今季から札幌大の指揮執る元ヤクルト・佐藤真一監督 復活古豪「勝ち続けないとならない」

[ 2025年2月19日 05:00 ]

三家外野手を指導する佐藤監督
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 札幌学生野球連盟の札幌大野球部は、今季から元ヤクルト外野手の佐藤真一監督(59)が指揮を執る。社会人野球・たくぎん時代は強肩強打の外野手としてバルセロナ五輪で銅メダル、プロでは2球団で活躍したキャリアを誇る。昨年3月から総合コーチに就任し、昨秋は35季ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの明治神宮大会出場を支えた。古豪復活を印象づけたチームを、新指揮官がさらに加速させる。(竹内 敦子)

 ――昨春総合コーチとなり、今季から指揮を執る。

 「僕の高校(東海大四、現・東海大札幌)、大学(東海大)時代に札幌大は強かった。(昨秋の明治)神宮大会では多くの支援をいただきました。札幌大監督となって、勝ち続けないとならないと思いました」

 ――明治神宮大会は初戦で天理大に1―2で敗戦。4月下旬開幕予定の春季リーグ戦では07年以来の全日本大学選手権出場に挑む。

 「選手は成長しているけど、まだ足りない。神宮では1―2だったが、力の差は歴然でした。(相手は)打者のコンタクト率が凄いし、簡単には三振しない。うちの打者は肌で感じたはずです」

 ――プロでも指導者の経験がある。昨春のリーグ戦は4位。秋はリーグ戦前の3カ月間は早朝から坂道でのタイム走などきついメニューを課した。

 「プロはある程度の選手が来るので、何かやっても劇的に変わることは意外とない。でも学生の場合は、去年の(優勝の原動力となったエース)長谷隼兵を見ていると、つくづく若さの持つ力だと思いました。そういう劇的に変わる選手が出てこないと駄目だなと思っています」

 ――3月の佐賀キャンプでは元ヤクルト投手の加藤博人氏(オールフロンティアコーチ)が臨時コーチを務め、オープン戦も多く組んだ。春季リーグ戦前の試合数も多い。

 「“試合で覚える”ことは大事。どうやったら試合に出られるかを考えてやってほしい。“隙がある”と思ったらいけるような選手が何人もいたらいい。キャンプから(新入部員も含め)どういう力があるのか見ていきます」

 ――現在部員は約100人。新入部員も50人を超えそうだ。

 「部員が多いので、試合出場も限られる。モチベーションを保つのは難しい。今後はマネジャー、学生コーチ、アナライザーなど、そういう体制もしっかりつくっていかないとならない」

 ――古豪復活を経て、新体制1年目。

 「守りがないと絶対に勝てない。アマチュアは特にそうですね。投手中心の守り、それはいつの時代も一緒だと思います。勝たないと面白くないじゃないですか」

 ◇佐藤 真一(さとう・しんいち)1965年(昭40)8月7日生まれ、札幌市出身。東海大四、東海大を経て社会人野球・たくぎんでプレーし92年バルセロナ五輪銅メダル。92年ドラフト4位で福岡ダイエーに入団。95年オフにヤクルトに移籍。ダイエー、ヤクルトの通算13年で629試合に出場。99年には球団記録の25試合連続安打を記録した。現役引退後はヤクルト一軍ヘッドコーチなどを歴任。

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