広島・玉村 2試合連続完投勝利!「援護してもらったので」 謙遜も球団日本左腕では21年ぶりの熱投

[ 2024年8月13日 05:00 ]

セ・リーグ   広島10ー3DeNA ( 2024年8月12日    マツダ )

<広島・DeNA>勢揃いした「ショウゴ3兄弟」? お立ち台でポーズを撮る(左から)坂倉将吾、玉村昇悟、秋山翔吾(撮影・長嶋 久樹)
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 広島・玉村が中12日で2試合連続完投勝利を飾り、3勝目を挙げた。「いっぱい援護してもらったので、長いイニングを投げることができた。だいぶ楽に投げられた」。140キロ台中盤の直球を軸に100キロ台のカーブを織り交ぜて緩急を生かし、9回129球で3失点にまとめた。

 打撃でも2安打。「(安打は)久しぶり。コンパクトにいったら、いい感じに当たってくれた」。特に3回2死二、三塁では京山の直球を左前適時打。今季13打席目で初安打を放ち、5回2死でも右前打を続けた。

 前回7月30日のDeNA戦では9回に左手中指にマメができていることに気づいた。「初めてできたマメだった。これで代わりたくなかった」。内緒にしたまま5年目で最多133球を投げ抜いて初完投。試合後はシャワーが手に当たるだけで痛みが生じるなど、日常生活にも影響が出た。一度登録を外れて再準備。再び完投し、9連戦の7戦目でブルペン陣を休ませた。

 お立ち台には秋山、坂倉と3人の「しょうご」でそろって上がり、「しょうごが頑張りました」と声を弾ませた。5カード連続で“4本柱”以外の投手が力投して初戦勝利に貢献。起点だった玉村が好循環を継続し、新井監督は「凄く大きい。成長を凄く感じる」とうなずいた。(長谷川 凡記)

 ○…玉村(広)が3失点完投で、7月30日のDeNA戦から2試合連続完投勝利。球団左腕では16年5月17日ヤクルト戦、24日巨人戦のジョンソン以来で、日本人では03年5月5日巨人戦、11日ヤクルト戦の高橋建以来21年ぶり。

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