【甲子園】両足つり治療の宮崎商・中村「流れを変えてしまった」進路は「プロ志望届を提出」

[ 2024年8月10日 11:40 ]

第106回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦   宮崎商3-4中京大中京 ( 2024年8月10日    甲子園 )

<中京大中京・宮崎商> 7回、守備で足がつりベンチに引き揚げる宮崎商・中村(右) (撮影・亀井 直樹)
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 3年ぶり6回目の出場となった宮崎商は中京大中京(愛知)に逆転負けで初戦で姿を消し、宮崎県勢の令和初勝利はならなかった。

 7回途中に足がつり、一度ベンチに下がった遊撃手・中村奈一輝(3年)は「自分が足をつって、あの治療の場面から流れを変えてしまった部分があるので、そこに関してはチームメートに申し訳ないという気持ち」と悔しさをにじませた。

 中村は7回の守備で中京大中京・神谷の中堅へのフライを追い、最後は飛び込んだものの捕り切れず両足がつった。仲間らに促されベンチへ戻り治療、水分補給を経てグラウンドに戻ったが、2死一、三塁から相手4番・杉浦の放った三遊間への打球もあと一歩届かなかった。

 試合後は「一歩目を切ったときに足がついてこなくて、もつれた感じがして、それでも飛び込もうと思ったんですけど、もう一回つってしまって交代することが一番嫌だったので、最後まで戦いたかったので、捕れなかったとは思うんですけどガッツは見せたかったですね。でも最後までできたことは良かったですね」と悔しさを見せつつも最後までグラウンドに立てた自分を称えた。

 今後については「進路はプロ志望届を提出して、そこでプロにもし入るという機会があったら頑張ろうと思っていますけど、もし落ちた時は大学に入ってもう一回、一からやり直してプロの道に進められるようになれたらいいなと思います」とした。

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