ド軍指揮官 大谷翔平の存在に感謝「彼がドジャースのユニホームを着ていて本当に良かった」

[ 2024年7月22日 12:56 ]

インターリーグ   ドジャース9―6レッドソックス ( 2024年7月21日    ロサンゼルス )

会見するドジャースのロバーツ監督
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で4試合ぶりの今季30号を放ち、日本選手初の4年連続30本塁打を達成した。日米通算では249本塁打とし、節目の250本塁打にもあと1とした。3打数1安打1打点でレッドソックス3連戦のスイープに貢献した。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は特大弾を放った大について「あの打球音、飛距離。彼は毎試合、他の誰もできないことをする。彼がドジャースのユニホームを着ていて本当に良かった。今日、特にいいと思ったのは彼が自分のホームラン以上にチームメートのホームランを喜んでいたこと。だから今日のメーンは、大谷がドジャースにいることをとても楽しんでいると分かったことだ」とうれしそうに話した。

 また、「午後4時開始の試合はボールが飛びやすいか?」と問われると「確かに空気が温まっていて飛びやすいというのはある。だが同時に影にもなって打者が投手に投げるボールを見にくいという面もある」とコメント。どこに落ちたか見えたかと問われると「凄く飛んで、はっきりは見えなかった。もう私の目はそんなに良くないからね」と笑った。

 9番バーンズとの2者連続本塁打で、バーンズはホームランを打っても30秒しか余韻を味わえなかったとする質問には「でもバーンズは“大谷と連弾できた。最高だ”と喜んでいたよ」と答え、バーンズとの直後のやり取りを明かした。

 5回までに4本の本塁打が飛び出した一戦。本塁打リーグトップを走る大谷も負けているわけにはいかなかった。前を打つバーンズが今季初本塁打を放つと、大谷も続いた。カウント2―1から右腕クロフォードのカットボールを捉えると、打球は右翼席上段まで一直線。打球速度116.7マイル(約187.8キロ)、28度の角度で上がった打球は特大の473フィート(約144.1メートル)弾となった。豪快な一発に本拠ファンも大熱狂に包まれた。

 本塁打王を争うブレーブスのオズナが20日のカージナルス戦で27、28号と連発して大谷に1本差に接近。本塁打王争いが再び激化しているが、これで再び2本差に放した。

 試合は米スポーツ専門局「ESPN」が全米中継した注目の一戦。その一戦で今季チーム最多を更新する1試合6本塁打が飛び出し、大谷が主役を務めた。

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