【大谷翔平と一問一答】来季日本開幕は「日本のファンにとっても特別。投げられる状態に戻して開幕を」

[ 2024年7月22日 11:38 ]

インターリーグ   ドジャース9―6レッドソックス ( 2024年7月21日    ロサンゼルス )

<ドジャース・レッドソックス>インタビューを受け、笑顔を見せるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が21日(日本時間22日)、本拠でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席で4試合ぶりの今季30号を放ち、日本選手初の4年連続30本塁打を達成した。日米通算では249本塁打とし、節目の250本塁打にもあと1とした。3打数1安打1打点でレッドソックス3連戦のスイープに貢献した。

 5回までに4本の本塁打が飛び出した一戦。本塁打リーグトップを走る大谷も負けているわけにはいかなかった。前を打つバーンズが今季初本塁打を放つと、大谷も続いた。カウント2―1から右腕クロフォードのカットボールを捉えると、打球は右翼席上段まで一直線。打球速度116.7マイル(約187.8キロ)、28度の角度で上がった打球は特大の473フィート(約144.1メートル)弾となった。豪快な一発に本拠ファンも大熱狂に包まれた。

 本塁打王を争うブレーブスのオズナが20日のカージナルス戦で27、28号と連発して大谷に1本差に接近。本塁打王争いが再び激化しているが、これで再び2本差に放した。

 試合は米スポーツ専門局「ESPN」が全米中継した注目の一戦。その一戦で今季チーム最多を更新する1試合6本塁打が飛び出し、大谷が主役を務めた。

 試合後の大谷の一問一答は以下の通り。

 ――右翼最上段の屋根を越えるか期待していたか?
 「一応見ていましたけど、目視はできなかった。どこにいったかわからなかった」

 ――チームメートの反応は?
 「みんな、まあまあだな、と(笑い)」

 ――いつか場外弾を打てるか?
 「そう願っています。もっともっと打てるように。まだチャンスはあると思うので、もっといい打球を打てるように頑張りたいと思います」

 ――オールスター前は苦戦していたが、後半戦はいい流れ。
 「逆転が多かったりとか、難しいゲームが多い中でしっかりものにできているのがまずチームとして勢いに乗っていく要因になるんじゃないかと思う。また明日からその勢いのままに頑張りたいと思います」

 ――トレードデッドライン前にチームに何か言ったりするのか?
 「球団の人にこの選手はどうかと聞かれたら答えますけど、自分から言ったりはしない。まずは今いるメンバーで頑張っていきたいと思います」

――本塁打は今季2番目の飛距離だった。
「良かったです。甘い球でしたけど、その前の打席の感覚も良かった。いい感覚がいい結果につながると打席にいい影響が出てくると思います」

――4年連続30本塁打について。
「長打はもちろん持ち味だとは思うので、その状況、状況によって。一番は出塁を考えないといけないですし、そことのバランスが大事かなと思います」

――後半戦の最初のカードでレッドソックスをスイープした。
「昨日も一昨日も難しいゲームだったと思うので、モノにできているのが今日のいい流れにつながっていると思う。今日勝ったことが明日につながってくれればと思います」

――来季日本開幕が決まった。
「もちろん特別になると思います。カブスに日本の選手も多いので、日本のファンにとっても特別じゃないかと思います。僕自身はリハビリ明けなので、投げられる状態に戻して開幕を迎えるというのが一番かなと思います」

――日本で投げたいか?
「それくらいのクオリティーでキャンプを迎えて、それくらいの信頼感で送り出してもらえるのが一番自分にとっても自信になると思う。必ずしもそこを目標にする必要はないかなと思いますけど、それくらいのクオリティーでピッチングができる状態で迎えたいと思います」

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