西武 ソフトバンク戦6連敗でストップ “鷹党”だった武内が8回零封2勝目

[ 2024年5月4日 05:16 ]

パ・リーグ   西武1―0ソフトバンク ( 2024年5月3日    ベルーナD )

<西・ソ(7)>試合後、ジャスティスを決める(左から)武内、サンシャイン池崎、炭谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 憧れるのはやめましょう――。子供の頃からソフトバンクの大ファンだった。西武ドラフト1位・武内は「気持ちも燃えて、絶対に勝ってやろうという気持ちが強くなった」と8回4安打無失点。プロ2勝目で、チームを1カ月ぶりの連勝に導いた。

 福岡出身で、何度もみずほペイペイドームに足を運んだ。「対戦してみたい」と目を輝かせていた柳田との初対決は圧巻だった。初回1死一塁、内角148キロ直球でバットをへし折り二ゴロ。2打席目、3打席目はいずれもカーブで空振り三振を奪って吠えた。夢の対決を制し「やっぱりうれしかったですね」と笑った。

 決め球に選んだカーブは入団時から磨いてきた球種。回転数は100~200回転上がり「打者の目線を外して空振りが取れる」と自信を持って腕を振った。柳田、山川、近藤の最強クリーンアップを無安打に封じ込むなど8奪三振。憧れを捨てた黄金ルーキーが、開幕から続いたソフトバンク戦連敗を6で止めた。 (福井 亮太)

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