阿部監督 坂本への変わらぬ信頼 打撃不振中も本人任せ「必死にやってくれてんのは分かってますので」

[ 2024年4月23日 21:57 ]

セ・リーグ   巨人2―0中日 ( 2024年4月23日    ひたちなか )

<巨・中>勝利を収め坂本(左)とハイタッチする阿部監督(撮影・藤山 由理)
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 巨人の阿部慎之助監督(45)が先制打を放った坂本勇人内野手(35)に対する変わらぬ信頼を口にした。

 巨人は初回、1死から左前へ運んだ2番・オコエが好走塁で二塁打にし、3番・坂本の適時打で先制。これが決勝点となり、連敗を3でストップ。14日の広島戦(東京D)以来7試合&9日ぶりの白星をマークした。

 まずは先制のシーンについて「やっぱオコエの走塁だよね。あそこは素晴らしい走塁してくれてメークチャンスしてくれたんでね、あれが大きかったなと思います」とした阿部監督。

 坂本は開幕から5番打者として起用していたが、徐々に当たりが止まって一時は23打席連続でノーヒットとなった。

 だが、今季初めて3番に入れた20日の広島戦(マツダ)では初回の第1打席に6試合24打席ぶりとなる安打を放つと、そこから3打席連続安打で今季初、通算185度目の猛打賞をマーク。5回降雨コールドでスコアレスドローに終わった21日の同戦も1安打を放ち、3試合連続の3番起用となったこの日は初回に先制打を放った。

 「(岡本)和真の後ろだとだいぶプレッシャーかかるとこっていうのは承知で置いてたんですけど、気分転換って意味で3番に置いて、そっから調子いいので、あそこはいいところにずっと置いとこうかなと」と阿部監督。

 打撃不振が続いている間に何か坂本と話をしたのかという質問には「いや、特にないです」とし、「長いことやってますから、どう切り抜けるかだったりっていうのはたくさん知ってると思うし、必死にやってくれてんのは、こちらは分かってますので」と、ともに長くプレーした仲でもあるベテランに全幅の信頼を寄せていた。

 なお、坂本はこの先制打が通算2339安打目で、山本浩二(広島)の持つNPB歴代14位記録に並んでいる。

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