オープン戦6試合無失点の阪神・岡留 「7回の男」筆頭候補「ここからが本当の勝負」

[ 2024年3月25日 05:15 ]

オープン戦   阪神2-5オリックス ( 2024年3月24日    京セラD )

<オ・神>2番手で登板した岡留(撮影・大森 寛明)
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 阪神・岡留が「7回の男」筆頭候補に躍り出た。オリックス戦に6回から2番手で登板し、1回無安打無失点。オープン戦を、登板全6試合無失点で締めた。

 「ある程度、意図してしっかり投げられた。全体的に良かった」

 昨季までリーグ3連覇チームの主軸を、淡々と封じた。先頭の4番・頓宮をツーシームで押し込んで中飛。T―岡田は内角直球で空振り三振に仕留めた。最後は杉本を初球のスライダーで捕邪飛に料理。名だたる難敵たちをわずか8球で片付け、また一段と自信を深めた。キャンプ中の実戦を含め、これで今春登板した実戦全9試合11イニングを無失点。「しっかりゼロで抑えられたのが続いて良かった」と充実感を浮かべた背番号64の“ミスターゼロ”の躍動に、岡田監督もニンマリだ。

 「あの2人(岩崎、ゲラ)は(最終戦の)ベンチに入れていないけど、岡留と(勝ちパターン候補で)な」

 すでに指揮官はダブル・ストッパー構想を掲げており8、9回は岩崎とゲラの起用が決定的。さらに、流動的としていた勝ちパターンの7回について、岡留が筆頭候補であることを示唆した格好だ。

 春季キャンプで指揮官から投手MVPに指名され、オープン戦でもMVP級の活躍を披露した。「ここからが本当の勝負になってくる。頑張ります」と岡留。昨季MVPの村上に続く、シンデレラボーイになってみせる。
(石崎 祥平)

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