熊本国府の“努力家”3番・内田は悔し1安打「絶対に夏晴らしたい」姉も兄も山田監督と縁

[ 2024年3月25日 18:59 ]

第96回選抜高校野球大会第6日第3試合   阿南光3―0熊本国府 ( 2024年3月25日    甲子園 )

<阿南光・熊本国府>4回1死、熊本国府・内田は見逃し三振に倒れる(投手・吉岡)(撮影・大森 寛明)
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 3点を追う9回2死二塁。熊本国府の3番・内田海(うみ=2年)の打球は一、二塁間へのゴロだった。一塁にヘッドスライディングしたが、アウト。初の甲子園での戦いは2回戦で終わった。相手エース・吉岡の前に4打数1安打に終わり、「なかなか点が取れなくて悔しい。この悔しい結果を絶対に夏戻って晴らしたい」と語った。

 3きょうだいの末っ子。姉・そらさん、兄・陸さんはともに熊本国府出身。姉は在校中に山田監督の社会の授業を受け、兄は野球部に在籍するなど指揮官とゆかりがある。

 内田は兄の野球する姿にあこがれて、競技を始めた。父の智博さんが「気がつけば、バットを振りにいっていた」と話す努力家はその理由を「野球が好きだからだと思います」と話す。山田監督も宿舎での食事後に、バットを振りに行く姿に感心したことを明かしていた。

 来月には九州大会が控える。熊本では各学校が「打倒国府」で臨んでくるだろう。「下からはい上がる気持ちで頑張って、もう一度この場所に帰ってきて、もう一度戦って次は勝ちたい」と誓った。

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