25年復活の日産自動車野球部 注目の選手集めは22人目安 元プロ採用の可能性は…

[ 2023年12月21日 11:37 ]

監督に就任する伊藤祐樹氏(右)、ヘッドコーチに就任する四之宮洋介氏
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 25年から横須賀市を拠点に復活する社会人野球の日産自動車は21日、監督にOBで現三菱自動車岡崎のヘッドコーチ・伊藤祐樹氏(51)、ヘッドコーチにOB・四之宮洋介氏(46)が就任することを発表した。

 
 09年限りで経営合理化の一環で2つの野球部(日産自動車、日産自動車九州)が休部したが、9月に活動再開が発表されていた。10年以降もクラブチーム「苅田ビクトリーズ」で活動していた日産自動車九州は来年から再始動を予定し、横須賀市を拠点とした新チームはゼロからのスタートとなるため始動は25年となる予定。24年は準備期間となる。

 伊藤氏は三菱自動車岡崎の野球部にヘッドコーチとして出向中。24年1月1日付で日産自動車に帰任し、野球部復活プロジェクトの専任となり、チーム発足と同時に監督に就任する。

 伊藤氏は「復活を強く長く待ち望んでいた。ゼロからやっていくことになりますけど、盛り上げていきたいと思います」と抱負を語った。

 選手採用については「学生の方から採用したい。プロ野球の選手だったりとか、他の社会人選手も選択肢にあると思うのですが、いまは考えていない。初期メンバーとなりますので、学生を中心に作り上げていきたいと思います。ご縁という話しで、そういう話し(元プロ、他社会人選手からの移籍選手)はあるかもしれません。(採用人数は)22人プラスアルファ。(三菱自動車岡崎で)いまやっている中で、22人いればチームは回るかなと思っています」と見通しを語った。

 ▽日産自動車野球部 1959年(昭34)創部。都市対抗は29度の出場で優勝2度(84、98年)、日本選手権は16度出場し03年に優勝した。85年発足の日産九州も都市対抗に6度、日本選手権に9度出場した。08年にリーマン・ショックの影響で業績が悪化し、野球部は09年12月を最後に活動を休止していた。主なプロ野球選手として元広島の梵英心(現オリックス内野守備走塁コーチ)や、西武の熊代聖人2軍外野守備走塁コーチらを輩出した。

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