西武 “メジャーのおかわり君”獲得!1メートル90、126キロの規格外ボディーの114発大砲

[ 2023年12月18日 02:00 ]

西武が獲得することが分かったヘスス・アギラ(ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ イメージズ

 “メジャーのおかわり君”がやって来る。西武が新外国人として大リーグ通算114本塁打のヘスス・アギラ内野手(33=前ブレーブス傘下)を獲得することが17日、分かった。すでに入団合意しており、近く正式発表される。ベネズエラ出身の右の大砲は体重126キロで、現役では12球団最重量選手となる。今季4番を固定できず5位に終わったチームに、大きな新戦力が加入する。

 規格外のスケールの大きな大砲が加わる。ベネズエラ出身のアギラは、体重125・6キロ。“おかわり君”こと中村が102キロで、球団最重量の115キロの渡部より11キロも重く、12球団でトップに。重量級の長距離打者が主砲を担ってきたチームにピッタリの新戦力となる。

 実績も申し分ない。ブルワーズ時代の18年は前半戦で23発を放つなど、いずれも自身最多でナ・リーグ5位タイとなる35本塁打、同4位タイの108打点をマーク。同年は初めてオールスター戦に選出され、ホームランダービーにも出場した。メジャーで5度の2桁本塁打をマークするなど、通算114本塁打、402打点。マーリンズ所属だった昨年5月6日のパドレス戦ではダルビッシュから左越え2ランを放つなど、日本投手では前田(現タイガース)、田沢(現ENEOS)からも本塁打を放った。今季は5月までアスレチックスで藤浪とともにプレー。日本選手との交流も深い。

 今季5位に終わったチームの課題は長打力だった。チーム本塁打90、435得点はともにリーグワースト。渡辺久信GMは「外国人で大きいのを打てる打者を探している。そこがチームのウイークポイントなので」としており補強ポイントに合致した。チームトップの17本塁打だった中村は来季41歳となり、2位の15本塁打だったマキノンは退団。主砲の山川はFA宣言してソフトバンク入りが決定し「4番・一塁」の筆頭候補となる。

 今オフは、左の長距離砲として前ヤンキースのメジャー通算27発のコルデロを獲得。さらに待望の右の大砲が加わる。5年ぶりのリーグ優勝を目指す松井政権2年目となる来季。超重量級スラッガーが、逆襲の中心になる。

 ◇ヘスス・アギラ 1990年6月30日生まれ、ベネズエラ出身の33歳。07年にインディアンス(現ガーディアンズ)入りし、14年5月15日のブルージェイズ戦でメジャーデビュー。17年にブルワーズに移籍し133試合で16本塁打、52打点、打率.265でブレークし18年に35本塁打、108打点。19年途中にレイズに移籍し以降、マーリンズ、オリオールズなどを経て今季はアスレチックスでプレー。1メートル90、126キロ。右投げ右打ち。

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