広島・島内　鉄仮面でフル回転宣言！いじられまくったガッツポーズは封印「もう2度とやるか（笑い）」

栗林とファンにガッツポーズいじりを受ける島内（右）
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　広島・島内が、鉄仮面宣言だ。チームメートの栗林と広島市内でトークショーに登場。来季、マウンド上ではポーカーフェースに徹する考えを示した。

　「とりあえず、（ガッツポーズは）封印ですね。普段、表情には（感情を）出さないようにはしていますけど、気持ちが入ると、出てしまうこともある」

　登板時の心構えとして、相手に胸の内を悟られたくないという理由から、感情は表に出さない主義。しかし、マツダスタジアムでの8月15日の阪神戦では思わず、ガッツポーズを繰り出した。2点リードの8回。無死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けた直後に拳を握り、雄たけびを上げた。これが今季唯一、感情を表に出した場面。普段はクールなイメージがあるだけに、チームメートからも相当いじられたという。トークショーでも栗林にガッツポーズをまねされて顔を赤くした。

　「みんなから“シャー！”って（まねを）される。もう2度とやるかと思った（笑い）」

　ガッツポーズを封印したい理由はもう一つあった。「9回で（勝利）だったらいいですけど、8回だと、その後に投げる投手もいるので、それも変にプレッシャーになると思う。自分は何も（感情を）出さないように頑張りたい」。まだ試合の決着がついていない状況だけに、後続投手に配慮する。

　今季は62試合の登板で42ホールドポイントを挙げ、球団では初めて最優秀中継ぎ投手のタイトルに輝いた。来季も「8回の男」として期待される右腕が、マウンドでの立ち居振る舞いも意識していく。（長谷川　凡記）