阪神・西勇効果や 愛用SSK社グラブ「復刻ロゴ」一般向け復活へ 日本S登板後、問い合わせ殺到

[ 2023年12月8日 05:15 ]

復刻ロゴがついた西勇のグラブ(撮影・中辻 颯太)
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 阪神・西勇が愛用グラブに22年から採用してきたSSK社の「復刻ロゴ」が一般向けにも復活する可能性が高まった。幼少期の憧れで「付けてみたい」と21年オフに直談判して社名ロゴを88~96年までのワッペン型に回帰したところ、同社に問い合わせが殺到したという。担当者が「非常にありがたいこと。来年以降の市販も社内で検討段階に入っています」と明かした。

 復刻2年目の今季は2軍から復帰した後半戦で従来の黒からキャメル色のグラブに変更したことで、よりロゴが鮮明になった。地上波で全国中継されたオリックスとの日本シリーズで2試合(第2戦で先発、第6戦で救援)に登板したことが決定打で、問い合わせが数百件にのぼって同社を動かした。

 西勇はアドバイザリー契約を結ぶ同社のスタッフ会議に参加し、残り60回1/3に迫る通算2000イニングを見据えた。「積み重ねでできること。楽しみにやっていければ」。来季が16年目。活躍次第で、さらに復刻ロゴに注目が集まりそうだ。(石崎 祥平)

 ○…NPB通算2000投球回は、今季5月24日の和田(ソ)まで過去93人が達成。阪神在籍中に到達したのは、1943年の若林忠志から83年小林繁まで10人いる。

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