ソト獲得のヤンキース・キャッシュマンGM　今後の補強、山本由伸獲得は…「投手陣が間違いなく中心に」

ソト外野手の獲得翌日、リモート会見を行ったヤンキースのキャッシュマンGM
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　ヤンキースのキャッシュマンGMが7日（日本時間8日）、オンライン会見に応じ、前夜に成立させたソト外野手を獲得するトレードを振り返るとともに、今後の補強の見通しを語った。

　昨季35本塁打、109打点を残したスラッガーを手に入れたキャッシュマンGMは「未来は今だ。2024年、最後に勝ち残るチームになることに集中している」と誇らしげな表情。2年前にア・リーグ記録の62本塁打を打ったジャッジとソトのデュオはメジャー最高級となるはずだ。

　ウィンターミーティング中にソト、バードゥーゴという2人の外野手を獲得し、プライオリティの1つだった外野陣の補強は終了。ただ、昨季7年ぶりにプレーオフ進出を逃したヤンキースはまだ手綱を緩めるつもりはない。今後に関して、キャッシュマンは「投手陣（の補強）が間違いなく中心になる」と明言。「ペイロールの話はできないが、スタインブレナー家はワールドシリーズのバナーを再び飾るべき位置にチームを戻すことに専心している」と投手力アップのために高額投資を惜しまない意思を強調した。

　その視線の先に、ポスティングシステムを通じてオリックスからメジャー入りを目指す山本由伸投手の姿が入っていることは間違いない。「ジョージ・スタインブレナー（故人）は世界最高の選手たちはヤンキースでプレーすべきだと常に考えていた。スタインブレナーのDNAはいつでも全力を意図する」補強の陣頭指揮を取るキャッシュマンGMのそんな言葉は、今オフのヤンキースのメンタリティを物語る。次のターゲット、山本の獲得に向けてすぐに動き出すであろう名門球団の行方から目が離せない（テネシー州ナッシュビル・杉浦大介通信員）