オリックスまさかの惨敗発進 4冠エース由伸がプロ初の自責点7でKO 打線はわずか2安打零敗

[ 2023年10月28日 21:54 ]

SMBC日本シリーズ2023第1戦   オリックス0―8阪神 ( 2023年10月28日    京セラD )

日本シリーズ<オ・神>5回、頓宮が三振に倒れベンチで頭を抱える中嶋監督(右から4人目(撮影・岡田 丈靖)
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 59年ぶりの“関西対決”となった「SMBC日本シリーズ2023」は28日、京セラドーム大阪で開幕。パ・リーグを3年連続で制し、2年連続日本一を狙うオリックスは18年ぶりにセ・リーグ優勝を果たした阪神に大量8失点で零敗を喫して先勝を許した。

 史上初の3年連続パ・リーグ4冠投手で、3年連続で日本シリーズ開幕投手を務めたエースの山本由伸投手(25)が0―0で迎えた5回に一挙4点先制を許すなど、まさかの6回途中10安打7失点KO。

 山本の7失点は昨年5月3日のソフトバンク戦(ペイペイD)で5回1/3を投げ10安打7失点(自責6)だった一戦以来プロ2度目の自己ワーストタイとなったが、自責点7はプロ7年目で初の屈辱となった。

 打線は阪神の先発右腕・村上に4回まで完全投球を許し、4点先制を許した直後の5回には先頭の森が右翼天井のスーパーリングに吸い込まれるエンタイトル二塁打を放つも無得点。

 0―7となって迎えた6回も先頭の野口が中前打を放ったが、続く池田が併殺打に打ち取られるなど日本シリーズ初登板初先発だった村上に7回まで2安打無得点。8回は加治屋の前に3者凡退、9回は岩貞に野口、池田、宗が3者連続三振に斬って取られるなど、その後もホームが遠かった。三塁には一度も進めず、二塁まで進塁したのも森が二塁打を放った5回の一度だけだった。

 日本シリーズは7試合制で行われ、先に4勝したチームが日本一に。オリックスは2年連続6度目、阪神は1985年以来38年ぶり2度目の頂点を目指す。

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